風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
February 6, 2009
線路は続くよどこまでも【唐津/筒井】

2月に入り、天候が不安定中、久しぶりに天候がよかったので、思い立ったかのように
熊本から借りてきた石と高千穂鉄道からもらってきた線路を使って試験舗装を行いました。
勘六橋のモックアップに始まり、今年は実物大での検討をよくやっています。

バイクと自動車が好き放題に並ぶ学校敷地の一角を朝イチで確保し、
芝生の上に石と線路をもってきて、線路にあわせて石を並べていきます。
石の重さ約40キロ。なんとか一人でも持ち上げられる重さです。

完成です。ちゃんとトロッコが走れるようにレールと石の間には隙間があります。
どうでしょうか?いい感じの軌道敷だと思いませんか?
当初は真ん中に一列の予定でしたが、やっぱり2列の方が味が出ると思います。
こんな感じの軌道敷が来年度にかけて東港にできます。

写真の奥にうつる階段に向かって線路が延びていくイメージです。

最後はなぜかトロッコにのって記念撮影。

February 4, 2009
植樹祭前最終打ち合わせ【唐津/筒井】

植樹祭を15日に控え、交流センターでは松原の会が行われました。

当日の段取り、各人の役割、松苗、オオシマサクラの試験植樹を行う位置などの確認が行われました。
あと心配されるのは当日の天候。
昨年は雨でしたが、今年こそはとみなさん意気込んでいます。
もちろん豪雨でない限り、雨でもやりますが。

December 24, 2008
ベンガラ・クリスマス【唐津/筒井】

今日はデザイン専門家会議です。
まずは会議が始まる前に以前から検討をしている
水産加工基地の外壁色の検討の続きです。
松原の会のあとさらに試し塗りを重ね、
塗料の配合をかえて再び委員の方々や県の方々にみていただきました。

結果は「パネルと(パネルの後ろにある)波板塗料の中間くらい」
でした。今夜最後のトライです。
デザイン会議の内容は
東港の整備地区内に建設が予定されている合同庁舎についてです。
庁舎が建設されることを考慮した周辺の整備の方向性、具体的な建物のデザインを
デザイン専門家会議からも提案を行おうということで
以前から話し合いの場が持たれていました。
こういう庁舎に関する情報は簡単に教えてもらえるものではないため、
具体的な話までできなかったり、
提案の際には今後の検討の組織体制を含めた戦略的な視点が必要だったりと
今後も議論が必要になります。

December 19, 2008
観光ルートの提案に向けて【唐津/筒井】

11日に行った唐津の調査のとりまとめを行いました。
大きな紙に出力した地図の上に
おのおの結果を書き込んでいき、調査でまちを歩いて聞いたこと、感じたこと、
海を感じる上で欠かせないもの、これから提案していくうえで重要と考えている部分について
情報を共有しました。
その後、提案を行う報告書の構成と役割分担、およびスケジュールの確認を行いました。

最終的に提案する観光ルートを
説得力のあるものにしていくためのまとめかたを考えています。
広範囲にわたる調査で情報が多く集まったため
まとめ方に頭を悩ませています。
なんとか方向性が定まったので年明けに作業開始です。

December 18, 2008
海へ抜ける道【唐津/筒井】

このブログでは報告していませんが、
研究室がお手伝いをさせていただいた
唐の津ハーバーフェスタが2回行われました。
唐津の風景は唐津城や虹ノ松原が有名ですが、
すぐそばの海があってこその風景ですし、
海では海水浴だけでなく、ヨットなどの人々の営みが行われています。
にも関わらずそれに気づいているのはほんの一部の人ではないだろうか。
もっと多くの人に気づいてほしいし、恵まれた海を使っていこうということを
伝えることを目的にしていると記憶しています。
しかし、唐津に住んでいる以外の人々にも目を向ける必要があり、
主要な交通手段が海と物理的に離れていたり、
海へと人々を導くような仕掛けがなかったりすることで
初めて唐津を訪れた人にとっては海すら感じることができないはないか
ということが考えられます。
そこで、
歩行者、自動車それぞれの利用者の目線から海への観光ルートを提案しようというのが
今回の調査の目的です。
歩行者も、バス、鉄道(唐津駅、西唐津駅)それぞれの利用者の立場で調査を行いました。
唐津に始めて訪れたときに、(広い意味で)どういうまちであれば
海辺へとアクセスすることができるのか考えながら調査を行いました。

地図を片手に唐津の町をうろうろ。気づいたことはすべて地図上に書き込んでいきました。
唐津のまちはプロジェクトの関係で頻繁に訪れていますが、
じっくり時間をかけてまちを歩いたのは久しぶりです。
後日とりまとめを行います。

ENTRY
CATEGORY
ARCHIVE