風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
October 25, 2014
公開シンポジウム「これからの遮音壁について考える」【研究/松浦】

10月21日(火)及び22日(水)に長野で開催された、土木学会木材工学委員会主催の

「これからの遮音壁について考える」公開シンポジウムおよび現地検討会に参加しました。
4年生の卒業研究が二人とも木製構造物を対象にしており、
長野には木製ガードレールの設置例もあるということで、
非常によい勉強の機会になりました。
21日は、松浦はシンポジウムに参加し、鮫島はガードレールの現地見学へ向かいました。

写真は、公開シンポジウムが開催された、あがたの森文化会館です。
重要文化財「旧松本高等学校」校舎を保存しながら、教育文化活動に活用している施設です。
シンポジウムでは、遮音壁の現状と課題や木製遮音壁の事例、木材の耐久性・特性などについて学べました。
どの方も熱意を持ってこのことに取り組んでいらっしゃるように感じました。
現地見学の方では、ガードレールの施工に関係した方にお話を聞いたり資料を頂いたりしました。
その晩は、懇親会が開かれ、全国各地からの技術者・研究者の方とお話ができました。
勉強になる話をたくさん伺うことができて、非常に有意義な会となったように思います。
22日は、木製遮音壁の現場見学に行きました。

これは施工から29年経過している木製遮音壁の現場です。

木材が屋外にも関わらずこれほど長期間保っていることに驚愕しました。
こちらでは実際に施工や維持管理に携わっている方々に直接お話を聞けました。
今回の出張は、研究室内では知り得ることのなかった多くのことを勉強することができ、
参加されていた技術者・研究者の方と交流できた、とても良い物になりました。
この経験を研究に活かし、充実したものにしたいと思います。
お話いただいた技術者・研究者の皆様、お世話していただいた九州木材工業の皆様、ありがとうございました。
October 20, 2014
展海峰コスモスウォーク【佐世保/松浦】

10月19日(日)に行われた展海峰コスモスウォークに参加してきました。

展海峰コスモスウォークは、九十九島を一望できる展望台である展海峰をスタート及びゴールとして、
俵ヶ浦半島に設定された全長約7kmのコースをぐるっと一周するイベントです。
参加者の方のほとんどは地元の方で、外部から来る人は珍しいようでした。
前年は約100名程度の参加でしたが、今年はその2倍以上の約250名の方が参加されていました。
展海峰の広場で準備体操をすませてからいよいよ出発です。

小さい子供さんから年配の方まで幅広い年代層の方が楽しそうに話をしながら歩かれていました。

半分ほど歩いたところにあった休憩地点の展海山六大寺では、漬け物とお茶のサービスがありました。

どちらも歩いて汗をかいた体には、とても嬉しいものでした。

結局私たちはスタートからゴールまで2時間程かかりましたが、
その頃にはもうほとんどの方が到着されていました。
それから展海峰の15万本のコスモスと美しい九十九島を見ながら、
参加者全員に配られるぜんざいをいただきました。
ウォーキングコースに設定されている道は景色も良く、舗装されていて歩きやすく、
なおかつ適度なアップダウンがあって達成感を感じられる、非常に素敵なコースだと思いました。
このイベントを運営してくださった地元の方々、本当にありがとうございました。
ぜひまた来年も参加したと思います!
October 17, 2014
課外授業 【鮫島】
こんにちは!B4の鮫島です。
今日は、G30(ジーサーティ)の授業でした。
G30とは世界各国の学生が集まるコースで、景観研究室にも
去年は裴さん、今年は春子ちゃんと、優秀な学生が加わってくれています。
いつもは、研究室の中で行われる授業ですが、今日はとても天気が良かったので
樋口先生の一声で急遽!北崎に行くことになりました。

北崎シェアハウスでは河津先輩が改修作業に励んでいました!
頭のタオルがとても似合っていますね。

シェアハウスの裏のきれいな海も見に行きました。
みんな真剣そうに話を聞いています。
外でしか学べないこともたくさんあると思います。
異国の地からやってきた彼らにとってとてもいい体験になったことでしょう。
October 7, 2014
俵ヶ浦の打ち合わせと第一回庵浦ワークショップ 【佐世保/松浦】

先週の2014年10月1日(水)に、俵ヶ浦では今後の打ち合わせを、
庵浦では第一回ワークショップを行いました。
今回の俵ヶ浦での打ち合わせの目的は、昨年度の活動を通して浮上した問題を確認し、
今後の方針を固めることでした。

以前より話題にあがっていた問題点を再確認すると共に、
それを解決にかかる時間や問題の複雑さなどから課題に優先順位を付け、
これからの動きについて九大、俵ヶ浦、佐世保市の三者で共有しました。
つづいて、第一回庵浦ワークショップについてです。

集まっていただいた庵浦の住民の方々には、まず簡単に樋口先生からワークショップの趣旨の説明がありました。
それから、学生も交じって2つのグループに分かれて白地図を囲み、
景色の良いところや歴史を感じられるところを地図に直接書き込んだり、付箋を貼ったりしました。
開始してすぐに地元の方の口から次々と情報が飛び交って、あっという間に白地図に色がついていきました。
この第一回庵浦ワークショップは、昨年の俵ヶ浦での活動を受けて動き始める庵浦の大事な一歩となりました。
今回の俵ヶ浦での打ち合わせ・庵浦でのワークショップともに非常に充実したものとなりました。
それも地元の方々の熱意とやる気に支えられているのだと私は考えています。
俵ヶ浦のみなさん、庵浦のみなさん、ありがとうございました。次回もよろしくお願いします。

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