風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
November 26, 2015
名物づくりチーム 第3回集会 [北崎/大瀬]
 北崎の夢を語る会で、10月に3つのチームに分かれ、活動を開始しました。
その1つである、名物づくりチームの第3回目の集会が、11月19日に行われました。
名物づくりチームでは、北崎の名物を作り、北崎内外にアピールしていこうという大目標の元で活動しています。
 第1回の集会で、①くじらをモチーフにした名物(くじらまんじゅう、くじらのロゴマークなど)をつくる、②北崎来訪者(ランナーやライダー)の休憩所をつくるという2つの案がでました。
 くじらを北崎全体のモチーフにしたい理由は、かつて北崎では捕鯨が盛んに行われており、くじらが砂浜に打ち上がったこともあり、また、唐泊には捕鯨で使われた「くじら石」が残されているからです。くじらのイラストは、北崎の小・中学生から募集しました。すでに集まっているイラストをチーム全員で楽しく見ました。ユニークなイラストが多く、子供の発想力は素敵だと思いました。イラストが全て集まったら、次回の夢を語る会で、みなさんに投票していただき、5?10枚代表のイラストを選ぶ予定です。まだ未定ですが、選ばれた小中学生には、景品をプレゼントしたいと考えています。
 また、休憩所に関しては、近年福岡マラソンや自転車ブームの影響で、北崎を通るランナーやライダーが増加しています。北崎をただ通り抜けるだけでなく、北崎で立ち止まり、北崎のことを知ってもらい、また北崎の感想や意見を聞く機会がほしいという思いから、休憩所を作ろうという案が出ました。休憩所には、よく晴れた週末にノートを置き、来訪者に自由にメッセージを書いてもらいたいです。今後、北崎内に3、4カ所ほど作りたいと考えています。
毎回のチームの話し合いは、地元の方々、地元の中学生を中心に非常に活発に進み、一緒に目標に向かって取り組んでいくことが、とても楽しいです。2回目、3回目の集会は、九大の2年生も参加してくれました。次回は、12月3日に第4回チーム集会を行います。
November 19, 2015
第5回北崎の夢を語る会【北崎/松浦】

先日、11月14日に第5回の北崎の夢を語る会がありました。
前回から今回までの間に行われたチーム会の報告発表がメインです。

まずは各チームでどんなことを話し合ったかをチーム毎に振り返り、
全体にどんな発表をするか話しました。
また、前回のチーム分けに参加していなかった人は、チーム会の議事録を見て貰い、
一番面白そうなチームに加わって貰うことにしました。

その後、チーム毎に発表すると、他のチームのメンバーからも
質問や意見が出てきて、チーム内だけでは気づけなかった部分などに
気づくことが出来たのではないかと思います。
次回の夢を語る会は、12/12です。
今回発表した話が各チームでどれだけ進んでいるのか、
非常に期待できる会になりそうです。

November 17, 2015
塩田石採石場視察【塩田津/工士】

11月16日(月)に塩田石の採石場の視察に行ってきました。

 

10月7日(水)に嬉野市役所、塩田津住民、九大景観研・河川研で伝研地区の道路舗装の打ち合わせを行いました。以前から提案していた石畳舗装は、残念ながら今年は採用されませんでしたが、来年度以降も石畳舗装について検討を重ねていくという合意形成がとれました。
私の卒論は、塩田石を使用した石畳舗装はどうすれば可能かを調査し、塩田津の町並み景観をより素敵にする道路舗装のデザイン提案をすることです。
そのためにまず、石畳舗装に最も重要な塩田石が確保できるか調査するために、
石工さんを含む住民の方11人と一緒に塩田石の採石場に足を運びました。
またオガタストーンの緒方さん親子にも来ていただきました。
緒方さんは全世界を飛び回り、世界の様々な石を自分の目で見ていらっしゃいます。
元々職人さんでもあり、知識がとても豊富で日本でも有数の石の専門家です。
私たちや地元の方々は石についてまだまだ知らないことが多いので
緒方さん親子に実際に塩田石の採石場を見ていただき、意見を伺いたくこの機会を設けさせてもらいました。

採石場を全部で4箇所見学しました。
それぞれの場所で緒方さんの目で質が良いかどうか、採石方法はどういうものが適切か解説していだたき、終始勉強になりました。

この日見学した採石場の中で、最後に見に行った小学校の裏にある採石場が1番質が良いそうです。
切り出した大きな石も数多く転がっていました。

この場所の石を見た瞬間緒方さん親子の顔がすごく笑顔になったので、
この石が良いことは私たちにもすぐにわかりました。
またこの土地は、今回来てくださった石工の筒井さんが所有してる土地でした。
塩田石の確保について希望が見えてきました!
その後ツバメラボに向かい、これからの塩田石の復活について話し合いをしました。
塩田石や塩田の石工さんの技術は、今後も受け継がれていくべき素晴らしいものです。
道路舗装をきっかけに塩田石の話が出始めましたが、塩田川の護岸の整備や家の基礎、石造物など塩田石を必要とする機会はこれからもあるはずです。また、道路舗装に塩田石を使うことでより多くの人に塩田石の魅力が伝わり、さらに需要が出てくる可能性もあります。また、塩田石を復活させようと何かしら動くことが塩田のまちづくりにもつながります。
そのようなことを話し合いながら、住民の方、緒方さんの意見を伺い、これから塩田石の復活に向けて協力してくださるということに決まりました。
今後も緒方さん親子を含め、集まりを開催し、塩田石の復活に向けて動いていきたいと思います!
November 12, 2015
第一回国際交流チーム会【北崎/松浦】

昨日、国際交流チームの第一回の会合がありました。

主に九大の留学生との交流から、
北崎の活性化を狙っていきたいと考えているチームです。
皆さんそれぞれ考えられていることはありましたが、
まずは留学生のことを知ろうということになり、
九大で留学生のとりまとめをしている方のお話を伺うこと、
留学生を交えた忘年会を行うことになりました。
今後どういった活動ができるのか非常に楽しみなチームです。

November 4, 2015
大島樹木伐採活動【唐津/イン・工士】

こんにちは。10月から研究室に仲間入りしましたインです。よろしくお願いします。
10月25日は大島で樹木伐採活動をしました。
今回は「まちづくり・地域づくり概論」という授業を受けている2年生や、ボランティアの九大生も参加してくれたので約40人で伐採活動を行いました。また、海上技術学校の生徒さんや、ケーブルテレビの方も大勢来てくださり、落ち葉拾いや道の掃除などを手伝っていただいて、とても賑やかな活動でした。
まず山頂で挨拶をして、伐採チームと調理チームに分かれて行動することになりました。
私は伐採チームでみなさんと一緒に作業をしました。
今回の伐採チームの作業内容は以下の通りでした。
最初は地元の方がチェーンソーを使って木を倒しました。それから、九大生がいらない枝を拾って、他の場所に運んで捨てました、残った使える枝は120cmの玉切りに切りました。最後は玉切りした枝をトラックに積んだら、作業終了です。
地元の方と九大生みんなで協力して、より効率的に作業をできました。
今回の大島樹木伐採活動は景観研だけではなく、ボランティアの九大生と「まちづくり・地域づくり概論」の授業を受けている2年生たちも参加してくれて、地元の方と協力して、作業をしました。作業の後はみんなで美味しいアウトドア料理もいただきました。
こんにちは、学部4年の工士です。
私は調理チームに参加していたので、ここからは調理チームの様子を私がお伝えします。
伐採活動チームが伐採しているころ、調理チームはみんなのお昼ごはんをせっせと作っていました。

今回は前回と活動場所が違ったので、また一からカマドを作りました。
1時間半でカマドを2個作って、料理まで完成させるので焦りながら頑張りました。
最初にできるだけ石を集めてきて、使うお鍋の大きさに合わせたカマドになるよう、試行錯誤しながら完成させました。カマドがある程度目処が立ったころ、手が空いている人で薪を集めに行きます。最初に火をつける用の細いものから、火が安定してから入れる太いものなどたくさん集めておきます。今回もなんとか無事に火を起こすことができました!
それからは早速料理に取りかかります。今回のメニューはキーマカレーと海老カレーです。
カマドがふたつあってそれぞれメニューが違うので、どっちが美味しくできるかなんとなく競い合いながら作っていました。40人分のカレーを作るなんて初めてだったので、大量の具材と調味料を加えながら本当に時間内にできるのか不安でしたが、なんとか完成しました。
みんなも美味しい美味しいと言ってくれたので嬉しかったです。
さて、お昼ごはんが終わったら、午前伐採活動をしてくれていた人たちが今度は調理チームにきました。
午後はデザート作りです。
今回のメニューはフレンチトーストです。
午前中に作ったカマドに加えて今度は鉄板を使うので、また新たにカマドを作りました。
食パンを液に浸して準備万端です。作業が早く進みすぎたので、急遽オニオンスープとお昼に余ったご飯でおにぎりを作ることにしました。
作業を終え、帰ってきた伐採チームのみんなと一緒にまたワイワイとデザートを頬張りました。
作業をした後の甘いものは嬉しいようで、みんな笑顔で楽しそうに食べていました。
今回は九大の2年生を含めた第1回目の伐採活動で、人数も多く不安な点も多かったのですが、安全に楽しく活動をすることができたので、本当によかったです。また、参加してくれた学生のほとんどが、また参加してみたいとアンケートで回答してくれました!
次回以降参加してくれる学生にも楽しみながら活動してもらえるよう頑張りたいと思います。

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