風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
January 18, 2012
第28回風景デザインサロン(1/19開催)のご案内【行事/高尾】

風景デザイン研究会では下記の通り第28回サロンを開催します。
今回は、70年代に行われた由布院の公共空間のあり方に関する検討から
土木学会デザイン賞を受賞した湯の坪地区住民による景観計画・景観協定のプロジェクト、
それに続く由布市景観マスタープラン、ゆふいん建築・環境デザインガイドブックの改訂、
由布院盆地景観計画(案)の策定まで、由布院における風景保全の取組について網羅的にお話を伺います。
由布院の方々が一同に介してお話を聴ける機会は非常に貴重ですので、
何かとお忙しい時期ではありますが、ぜひお一人でも多くの方にご来場いただければと思っております。
※人数把握のため、要申込としております。お早めに申込いただければ幸いです。
 よろしくお願いします。
---------------------------------------------—-
第28回風景デザインサロン『由布院 潤いのある風景の再生へ』
名峰由布岳。野焼きによって連綿と受け継がれてきた草原。水田と家々からなる田園風景。
生活感あふれる町中。滾々と湧く温泉と質の高い旅館。金鱗湖、大分川等の水辺の風景。
由布院の人々にとって風景はふるさとそのものです。
無名であった農村から全国屈指の温泉観光地となった現在まで、彼らにとってのふるさとの
風景は大きく変化してきました。しかし、注目してほしいのは、そうした状況の中で、
由布院の人々は世代を超えて、由布院の風景を「ゆふいんらしく」繕い続けてきたことです。
風景の向こうにある、由布院の人々の精神に耳を傾けながら、由布院の未来の風景を想像してみてください。
平成23年2月、湯の坪地区住民と由布市が策定した「湯の坪街道周辺地区景観計画・景観協定・紳士協定」は、
土木学会デザイン賞2010奨励賞を受賞しました。
本サロンでは、この湯の坪での取り組みを軸に、過去から現在まで由布院で続けられてきた
景観の取り組みについて、由布院の方々をお迎えしてお話を伺いたいと思います。
◇日時:平成24年1月19日(木)13時30分~18時
◇会場:あじびホール(福岡市博多区下川端町3-1リバレインセンタービル8階)
     http://faam.city.fukuoka.lg.jp/use/use_acc.html
◇定員:100名(参加費無料/要申込)
◇参加方法:下記申し込みフォームにご記入の上、1月16日(月)までに
        高尾(takao@doc.kyushu-u.ac.jp)までお申し込みください。  
        なお、定員になり申込を次第打ち切らせていただきます。
【参加申し込みフォーム】
第28回風景デザインサロンに参加します。
・氏名 :
・所属 :
・連絡先 :
・会員種別:正会員・学生会員・非会員
◇プログラム:
【第1部】
1.私たちの目指す「由布院」とは
  桑野和泉氏(由布院温泉観光協会会長/(株)玉の湯取締役社長)
2.由布院の景観に関する取組(1970’s)
  鮎川透氏((株)環・設計工房代表取締役)
3.由布院の景観に関する取組(1990-2004)
  小林華弥子氏(由布市議会議員)
【第2部】
4.湯の坪街道の景観づくりの経緯
  太田洋一郎氏(とこやおおた)
5.「湯の坪街道周辺地区景観計画・景観協定・紳士協定」の制度設計と成果
  高尾忠志氏(九州大学大学院特任助教)
【第3部】
6.「由布市景観マスタープラン」「湯布院景観協議会」の狙いと検討プロセス
  佐藤洋造氏(由布市役所都市・景観推進課)
7.「由布院盆地景観計画(案)」の制度設計
  高尾忠志氏(前掲)
【第4部】
8.パネルディスカッション(講演者全員と会場とで)
◇問い合わせ先:takao@doc.kyushu-u.ac.jp (九州大学・高尾忠志)
◇共催:九州大学樋口研究室 http://landscape237.wordpress.com/
     風景デザイン研究会 http://www.fukei-design.com/index.html

January 5, 2012
謹賀新年【行事/深川】


新年明けまして、おめでとうございます。
昨年は本当に多くの方にお世話になりました。
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
さて、新年早々ですが、樋口研は2月上旬の締切が迫っている「筑後川景観設計指針」の作製に、研究室総出で取り掛かっています。
昨年末までに流域全ての現地調査が終了し、今は最終の取りまとめの段階に入っています。
暫くは閑散としていた研究室の机もご覧の通り、パソコンと資料に埋まっています。
長い時間をかけてやってきたこのプロジェクトもいよいよ大詰めです。
みんな頑張りましょう!!

ENTRY
CATEGORY
ARCHIVE