ついに、唐津西ノ浜にて木橋の施工が始まりました。
昨年度、樋口研がデザインした橋長30mの木橋です。
今日から7/13まで、1週間強の工程で施工します。
7/11には、木橋床板の市民参加施工イベントを行ないます。
市民のみなさんと、この木橋の床板を作っちゃいます。
今日は、資材一式の現場搬入と、既設岸壁パラペットの切り欠き作業でした。
朝8時半過ぎ。資材到着です。
大型クレーンを使い、対岸の浜辺に資材を搬入します。
施工する木橋は、この岸壁から浜辺に渡るものです。
朝9時半。1時間かけ、資材搬入完了です。
資材搬入後、既設岸壁パラペットの切り欠き作業開始です。
切り欠き範囲にコンクリートカッターを入れます。粉塵注意!
コンクリートカッターを入れた後、ブレーカで崩します。
爆音&粉塵注意!
切り欠き幅2.1m。ひたすらブレーカで崩します。
正午。路面高まで、はつり取りました。一休みです。
パラペット内は、細径の鉄筋が入っていました。
午後。木橋の支承面まで、またまた、ひたすらブレーカで崩します。
下を流れる河川にコンクリートガラが落ちないよう、注意を払いながら施工します。
いつの間にか、トラックの荷台は、はつり取ったコンクリートガラでいっぱいに。
夕刻、岸壁の切り欠き作業完了です。
岸壁はパラペット下も台形断面が続いています。重力式岸壁のようです。
切り欠いた後の表面は、後日、きれいにモルタル整形します。
モルタルの付着を高めるため、あえて表面に凸凹を付けています。
浜辺に仮置きしている木橋資材。
木橋の杭。Φ200mmです。実物は想像よりも太く、いい感じです。
木橋の横梁と主桁。下面にハンチを設けている手前の部材が横梁、段違いに切り欠いている奥の部材が主桁です。
以上。本日はここまで。
作業員の方々、暑い中お疲れ様でした。
明日はいよいよ杭打ちです。
出会いと発見DIARY
樋口研の一部では『すりつけ』と読んでいます。
詳細は黒冊子に記述していますので持っていらっしゃる方は参照を。
雨の季節になり、2月に植樹した松苗もすくすくと育っていました。
Aゾーンの松よりも元気な気がします。
2月にスコップで地形を造成したあと、業者さんにもう一度地形を整形してもらったのですが、
どうしても手を加えたくてやってきました。
ちゃんと指示できず反省するとともに地形のわずかな変化を指示することの難しさを学びました。
樋口研では常用単語の「すりつけ」という言葉が通じません。
本当は丘の頂上付近だけのつもりでしたが、入口付近も気になったのでついでに作業。
前回訪れたときから数回雨が降ったこともあってだいぶ地形の角が取れている
=土砂が流出している ので浸透マスに堆積した砂を救出して
入口周辺の微妙な土をすりつけ、手を入れたところは足で転圧を加えていきます。
芝が入るのは7月からですが、一刻も早く根付いて欲しいところです。
(今日担当の業者さんが芝を貼る面積を測量していました。)
福岡にも雨の季節到来です。
雨上がりの唐津に行ってきました。
整地が済んだ東港の公園は水溜りがほとんどなく、一安心でした。
松原の会の最近のテーマは松の植樹を記念する石碑。
これまで石を探したり、運び込んだりと
多くの時間と労力をかけてきました。
その仕上がりで県と九大での意思疎通がうまくいかずちょっとしたトラブルに。
打開案を探すべく、現物が近くにあるということなのでみんなで見に行きました。
小ぶりながらも質感のあるいい石です。
カットしてしまったのはもったいない。
結局石はカットした面を自然に近いように加工してみなと松原の文字を、
そして石の上の部分をカットして説明文を掘り込むことにしました。
よその人がみればただの石ですが、見る人が見れば価値のある石です。
県道から東港にかけての道路にはレトロな外灯が設置されています。
場所によって照明柱のデザインに2タイプあります。
市役所の方の話によると、
県道から交流センター付近にかけては港振興会の寄付によって、
その先の土地は時をおいて市と県によって設置されているとのこと。
市と県は協議の上で同じ外灯を採用したそうで、
振興会設置ものと照明器具のデザインはそのままで照明柱に意匠を凝らしています。
民間の自助と公共のささやかな配慮は
往時の港を中心としたまちの発展への期待が伺えます。
そんな照明柱を今回東港地区に設置するプラットホームに1灯設置します。
新たな場所で活躍する照明柱にはせっかくなので
公園内の照明柱と同じ色に再塗装しようということで
トラックに積んで返ってきちゃいました。
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