風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
July 4, 2010

コアセミナー【唐津/西村】

今年もコアセミナー(学部1年生が各研究室に配属され、半年間テーマに沿って研究室でいろいろと学ぶ授業)が開講されています。
毎年、樋口研に配属された1年生が取り組むテーマは「橋をつくる」。
特に過去2年間は唐津を対象地に、唐津に似合う橋の設計を行ってもらっています。
(一昨年取り組んでもらった西ノ浜人道橋は去年見事に実現しました。)
今年も対象地としたのは唐津。
九電唐津発電所と浄水センター間の水路を対象としました。

今年のコアセミナーでこだわったのは「木」。
橋を設計してもらうことよりも、木を材料として橋をつくること、について学んでもらうことを目的とし、1年生には橋梁の構造形式や、木の強度などを確かめてもらいながら模型(1/20)を製作してもらっています。
下の写真は約1ヶ月前の様子。
寸法通りに部材を切り出す作業です。
今回は「木」にこだわるということで橋脚や梁、桁の部分はバルサ材ではなく、実際の橋梁にも使われる杉材や桧材を用いました。
糸ノコやヤスリを駆使して誤差が±0.5mmに収まるように加工していきます。


そして1ヵ月後の現在。
全ての部材が完成し、やっと組み立てに入りました。
組み立て方にもこだわっており、ボンドは使わず、ボルトとナットを使って固定していきます。


上の写真の奥に見えているのが、組み立てた橋脚部分です。
さてさて、これらを使ってどんな橋に組み上がるのでしょうか?
お楽しみに。

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