風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
July 1, 2010

景観設計指針打ち合わせ【樋門/西村】

九大にて、筑後川河川事務所、コンサルの方と「筑後川・矢部川における河川管理施設等の景観設計指針」に関する打ち合わせを行いました。
筑後川・矢部川において河川管理施設(護岸、水門・樋門、堰、橋など)をつくる際に、その担当者・設計者が、検討や設計のヒントとして活用できるような、筑後川・矢部川オリジナルの景観設計指針をつくることが目的です。
昨年度より景観委員会で議論されてきた指針(案)をたたき台に、目次や各項目の記述事項に関して、追加すべき内容、修正すべき内容を話し合いました。

「普通の場所(どこにでもあるような場所)」に設置するものを設計する場合は、「特別な場所(象徴的な建物がある場所、歴史的に重要な場所など)」に比べて、周囲の風景や河川環境、歴史などとの関係性の把握や、それらを踏まえた設計がおろそかにされがちです。
「しかし、そういうどこにでもあるような、小規模なものの一つ一つをちゃんと考えてつくることがいかに大切か」ということを、どうやって分かりやすく示せるかが今後の課題です。
この指針に関しては、来年度まで引き続き検討していきます。
また、これに関連して、秋には筑後川・矢部川に設置されている全ての水門・樋門の調査も予定しています。
(研究室メンバー全員が樋門についてマニアックに語り合う日がくるのも、そう遠くないのかもしれません・・・)

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