風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
August 26, 2013

⑦エコアコール処理(防腐処理)

エコアコール処理とは・・・
九大農学部の樋口光夫教授と九州木材工業と福岡県工業技術センターインテリア研究所により開発された木材の防腐処理技術です。
この技術は、国産木材、特にスギ・ヒノキを有効活用して、林業の活性化、森林保全が行われるように願って開発されたそうです。
エコアコールウッドは木材の劣化の原因といわれる割れ・腐れを抑えて、これまでの保存処理剤と比較して、非常に高い耐久性をもっている保存処理木材です。
また、フナクイムシへの耐久性も強く、厳島神社でも採用されています。
下に曝露実験の写真をのせます。

▲九州木材工業ホームページより引用
屋外で14年経過したあとも木材の痛みが見られません。
今回製作するベンチは屋外に設置するので、長く使ってもらえるようにエコアコール処理を行います。
九州木材工業の内倉さんにお願いして、エコアコール処理の過程を見学させていただきました。
ここでは、エコアコール処理の仕組み・行程だけでなく、木材の性質などについても詳しく教えてもらいました。ありがとうございました。
1ヶ月かけてエコアコール処理は終わり、いよいよ⑧本組み立ての作業が始まります。

⑦エコアコール処理(防腐処理)へのコメント

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