風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
August 26, 2013

②木材市場 ③製材 ④加工

②木材市場

ここは唐津市内にある木材市場です。
山で伐採された木は、木材市場に一度集められます。
木材の種類、経の大きさ、長さ毎に仕分けられて競りが行われます。
山で伐採された木だけでなく、外国から輸入された木も木材市場に集まります。
③製材所見学

次は製材所の見学です。去年のベンチや転落防止柵でもお世話になった栗原木材店に製材をお願いしました。
市場で競り落とされた丸太は次々とカットされていきます。

カットした部材は水分を多く含んでおり、製品がねじれたり曲がったりするのを防ぐために一度乾燥させます。
その後、乾燥して微妙に変化した部分をもう一度削りなおします。
水分を含んだ木は実際に持ってみるととても重く、この水分が無くなればたしかにねじれが発生しそうです。
この行程で、製材まで完了しました。
④加工
次は製材された部材を、井上木型さんのところで加工してもらいます。
加工してもらうのは、学生ではできない木が組み合わさる部分です。

機械を使い、職人さんの手でひとつひとつ加工してもらいます。
加工してもらったあとの部材を学校に持って帰って、組み立てていきます。

職人さんに普段行っている仕事を見せてもらいました。
これは、船に使用されるチェーン巻き上げ機の木型です。
機械の部品を大量生産する型枠を作るために、同じ大きさの部品を木で作成する仕事をしているそうです。
鉄、銅など実際型枠に流し込んだ後に数mmほど収縮するので、それぞれの収縮する倍率に合わせて木型を合わせて製作しています。
曲線まできれいに加工されている木の部品はすごい技術で驚きました。
栗原さん、井上木型の職人さん、見学させていただきありがとうございました。

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