風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
August 31, 2011

佐賀県景観研修の講師をつとめました【佐賀県/高尾】


高尾は昨年度から佐賀県景観アドバイザーに就任し、佐賀県内の市町の景観担当者を対象とした景観研修の講師をつとめています。7月21~22日に開催した第1回では、景観法の基礎に関する講義、佐賀市景観計画の事例報告(市担当者とともに)、由布市の景観行政の事例視察@湯布院(市担当者とともに)を行いました。
続いて今年度の第2回として開催した8月31日には、吉野ヶ里公園周辺地区を対象とした景観計画を題材として、これを地区住民に説明するためのストーリーをつくる、という演習を行いました。法律、地域の景観特性と課題、地域づくりの経緯、関係者の意向等を総合的に考えながら、プレゼンストーリーをつくっていくという合意形成演習としました。
私自身初めての試みでしたので、準備には力をいれてきました。県担当者とともに関係者ヒアリングを行い、プログラムについて議論を積み重ねました。それでも当日を迎えるまで不安もありましたが、蓋をあけてみれば、参加者のみなさんがすごく熱心に議論、発表をしてくださり、大盛況でした。
後日参加者からのアンケートが届きましたが、「時間が足りなかった。もう少し時間があればもっときちんとした発表ができたと思う」「合意形成のポイントや手法が学べてよかった」「景観研修というよりは職員研修だと思った。他の部署も対象としてよいのでは」等の積極的、肯定的な意見をいただきました。ほっとしました。
公園を管理している管理事務所長も研修の結果を受けて早速植栽管理について関係者との協議をはじめてくれたとも聞いています。地域にとってもよい研修となったのならとても嬉しいです。
なお、研修の準備については、関係者ヒアリングや現地調査、県担当者との打合せ等にM2の西村さんも一緒にまわり、当日もアシスタントとしていろいろと手伝ってくれました。私も県担当者も助かったと思いますし、西村さん自身も得るものの多い研修となったと思います。
今年の反省点は来年度以降に活かしていきたいと思います。

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