風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
July 14, 2009

木橋施工8日目【唐津 / 羽野】

木橋施工、8日目。最終日です。
残る施工は、橋脚筋交い、高欄支柱方杖、岸壁側端部笠木です。
まずは面倒な橋脚筋交いから開始。潮が満ちる前に固定を完了します。

浜辺の廃材を搬出するつっちー。大工さんが筋交いを施工するなか、ささやかなお手伝い。
比較的涼しい朝は、まだまだ元気です。(私もやりました)


前日にはめ込んだP3橋脚の筋交い。しっかりはまっています。

据え付けた筋交いから固定していきます。
筋交いと橋脚柱は、通しボルトでしっかり固定します。
横梁と橋脚柱を固定しているコーチスクリュー(縦方向に入っています)を避けながら、
ボルトの通し穴を削孔します。

筋交い交差部も、通しボルトでしっかり固定します。

週末に早速書かれたイタズラ書きを、サンドペーパーでこすり落とす森さん。

午後、高欄支柱方杖の固定完了。
高欄支柱と笠木の取付けを最終確認。ゆるい箇所は、再度、万力で絞って固定します。


最後に岸壁側端部の笠木を設置して完了です。
笠木を固定した後、端をカット。


唐津の“うみの観光マップ”作成に向け、連日、単車を飛ばして調査中のヒロシ君。
途中でこちらの現場に寄ってくれました。
しかし2人ともよく焼けてますね。。。素晴らしい。

全部材の設置完了後、仮設足場の解体、撤去です。
終日、炎天下の砂浜にいた後の撤去作業は、案外きつい。
足場資材を荷台に積み込むつっちー。顔つきも険しくなります。
(私もやりました)


足場撤去完了。木橋、完成です!
P1~P3橋脚の筋交いは、各橋脚で交差部の高さを合わせ、サイズを変えています。
うまく納まっていますね~。



こちらはメンテナンス用のストック。比較的傷みやすい床板、手すりの取替え用です。
奥に立て掛けているウッドフェンス(既製品)は、開通式まで木橋の両端部に取り付けておく立入防止柵。

以上。無事、八日間の工程を経て木橋が完成しました。
これからどのように使われていくのか、楽しみですね。
7/18(土)に木橋の開通式、19(日)にはこの西の浜で花火大会があります。
さらに、今月下旬からはレーザーラジアルヨット世界大会が開催されます。
世界各地から訪れる選手、観光客で、この浜辺も賑わうことでしょう。
また、その機会に報告できることと思います。
それでは。

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