風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
一般社団法人LSDは、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな日常をお伝えしていきます。
December 4, 2018
新スタッフ紹介(その2)

前回に続き、もう一人の新しいスタッフを紹介します。特任助教の羽野君です。

九州大学には、障害者差別の解消の推進に係る企画・立案及び実施・調整並びに障害を理由とする差別に関する紛争の防止又は解決に係る調査・審議を行うために設けられた障害者支援推進専門委員会がありますが、その中に設けられた「九州大学キャンパスバリアフリー検討研究会」を事務局として運営するのが羽野君の仕事です。

所属はキャンパスライフ・健康支援センター内のインクルージョン支援推進室ですが、僕がこの研究会の会長をさせていただいている関係で、羽野君のデスクは景観研と支援推進室の二か所にあり、普段は景観研の方で仕事をしています。

荒巻君と同じく九大景観研のOBです。九大キャンパスを「バリアフリーリーディングユニバーシティ」にするため、毎日飛びまわっています。

バリアフリーの対象は、視覚障害、四肢障害、発達障害、LGBTなど、実に多様です。どうすれば誰にでも優しいキャンパスになるのか? 羽野君の戦いは続きます。みなさん応援ヨロシクお願いします!

December 3, 2018
新スタッフ紹介(その1)

長く特任助教として僕の右腕を勤めてくれた榎本さんが、国立研究開発法人 土木研究所に採用され、研究室を今年の春「卒業」しました(祝!)。

今日はその大きな穴を埋めてくれるべくゴールデンウイーク明けから働いてくれている荒巻君を紹介します。

七年ほど前に景観研で修士課程を修了し、ある土木建設コンサルタント会社に勤めていましたが、僕の誘いにうっかりノッてしまい、テクニカルスタッフとしてやってきました。

仕事は主に、景観研がお手伝いしている様々な公共事業の景観デザインスタディです。現場視察や打ち合わせで、今日は東へ明日は西へと僕と一緒に九州中を走り回ってくれています。

将来は自分のデザイン事務所を立ち上げたいらしい。デザインの仕事は「修羅の道だよ」と言っていた人がいましたっけ。才能云々以前に、その覚悟がなければ生きていけない怖〜い道を選びたいなんて、本気なのかな…大変だよー。僕を当てにしないでね。それにしても、あの情けない無煙タバコは早くやめたほうがいいよ。

 

地場産杉の電柱材を街路照明支柱にする試験をしてくれている荒巻くん。

December 2, 2018
ホームページが新しくなりました!

OB、OGの皆さん、各地のプロジェクトでお世話になった皆さん、現在お世話になっている皆さん、そして九大景観研に関心をお持ちの皆さん、お久しぶりです。

研究室の20周年(!)を機に、ホームページを刷新することにしたのですが、ぐずぐずしているうちに年末になってしまってのお披露目となってしまいました。

以下が新しいホームページのアドレスです(OBの佐藤君にいろいろ無理をお願いして製作していただきました。感謝)。

http://kyudai-keikan.net/

これまでずっと掲げてきた「社会基盤における景観デザインの可能性の模索」に加えて、「九州各地の観光まちづくりのお手伝い」、そして「グリーンインフラシフトへの貢献」という研究室の新しい二大テーマを前に出し、大学の参加・支援を希望しておられる地域の方々、市町村の首長さん、担当行政マンの方々と、九大景観研とを繋ぐメディア(手段、媒体)にしたいと考えています。

ブログの方(このHPからアクセスできます)も昨年の新四年生の紹介記事以来ストップしていましたが、今日からできるだけマメに、「ほぼ日刊」を目指して日々の「ログ」を書いていきたいと思います。

(「ログ」とは、履歴、情報記録に残すこと。また、その記録自体を指す。特に無線局での交信記録や電子掲示板でのログなどに用いられる。元々は航海日誌の意味(僕好み!)であり、語源は「丸太」をに流して速さを測ったことから。「WebにLogする」のウェブログ (weblog) をブログ(Blog)と略称する。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

筑後川水天宮前の河川敷にてOB/OGたちと。背後の石積み護岸と樋門は今年の土木学会デザイン賞奨励賞に選ばれました。当時一緒にデザインを頑張ってくれた皆さん、よかったね!

April 13, 2017
新入生がやってきました【研究室の日常/尾木】

こんにちは, 修士1年となりました尾木です.

今年度も引き続きよろしくお願い致します.
4月は出会いの時期, 今年も景観研究室に新入生がやってきました.

左が森崎慎也くん, 右が原田大史くんです.

彼らは景観研究室が担当する講義であるプロジェクトまちづくりに積極的に取り組んでいた学生です.


こんにちは。森崎です。これから始まる研究室生活に不安いっぱいですが、一生懸命やり切ろうと思います。
温かく見守ってください。

はじめまして。今年度から景観研究室に配属になりました原田でございます。よろしくお願いします。


新たなメンバーともに今年度もよろしくお願いします。
February 5, 2017
平成28年度後期「プロジェクトまちづくり」最終発表会[プロジェクトまちづくり/大瀬]

こんにちは。
M1の大瀬です。

1月30日(月)
九州大学の学部3年生の講義「プロジェクトまちづくり」の最終発表会が開催されました。

後期のテーマは、
「北崎を元気にするためのバスのあり方を考える〜北崎を通るバス交通の見直し〜」でした。
 42名の学生が4班に分かれ、この半年間に、
事例調査、現地ヒアリング、アンケート調査、検討会などを行い、
各班の中、または班同士で、何度も何度も議論を重ねてきました。
ただのアイディアであれば大学生でなくてもできますが、彼らに求められたのは、「根拠のある提案」でした。
 発表当日、北崎地区の方々、西の浦線を利用される方々、バス事業者、行政の方々など約30名集まっていただきました。
想定よりも多くの方々にお集まりいただき、3年生の学生たちも次第にそわそわしだました。
まず1班目。トップバッターTくんが堂々と発表してくれました。
デマンドタクシーの導入の提案です。
現在、バスの利用者が少ない時間帯に、予約制の小型デマンドタクシーを導入することで、
経費削減とバス利用目標人数を減らすというアイディアでした。
2班目は、
北崎や糸島半島への観光客にもっとバスを利用してもらうために、
何度も乗り降りできる回数券や、レンタサイクルの導入を提案しました。
3班目。
彼らの提案は、「ぐるっと北崎」!
九大学研都市駅、北崎、九大、二見ヶ浦をつなぐ巡回バス路線の提案でした。
既存のバス路線は、「九大⇄九大学研都市駅」、「北崎⇄九大学研都市駅」間の運行のみです。
そして4班目。
バスの問題と北崎小中学校の児童数減少問題の二つを解決する方法として、
「海っ子、山っ子スクール」の導入を提案しました。
北崎外から学校に通ってもらうことで、バスの利用者を増やそうという狙いです。

全体司会を担当した、Mくん。
中学生の意見もしかっり聞いてくれています。
プログラムも進行も全て3年生の学生が自分たちで行いました。
最後に樋口先生からの挨拶と評価。
本当にたくさんの方々にお集まりいただき、有難うございました。
4つの班からのアイディアは、すぐに実現できそうなものも、そうでないものもありましたが、
まずは、地域、バス事業者、行政の皆さんが、バスのことを考えるきっかけになったと思います。
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