風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
November 18, 2009
続・H21年度遠賀川調査(休日Ver.)【遠賀川/西村】

11月8日の遠賀川調査(休日Ver.)に参加して下さった樋口研OG牟田口さん&田浦さんから
調査の感想、3年前の調査と比べて気付いたことなどを伺いましたので紹介します。
~牟田口さんより~
前回調査の時と比べると…
家族連れの利用者が多かったなと感じました。
犬の散歩で来ましたってのは私が学生の時も多かったのですが、
昼ごはんを食べに来ましたっていう家族づれの方々とかは、今回の方が多かったと思います。
それだけ、あの場所が市民に浸透しているということなのでしょうか…
~田浦さんより~
遠賀川調査で思ったことを以下に書いてみたいと思います。
・格段に利用者人数が増えていると感じた。(1.5割増しくらい?気候のせいかな)
・前回は散歩と犬の散歩がほとんどで、朝と夕方が多かったのに、今回は日中も人が多かった。
 利用目的が幅広くなっている印象があった。
・川の様子が変わって(中州ができたり、右岸ができたり)前には見られない活動があった
 (中州にいるのはびっくりした。前は1人もいない。)
・結構魚を見ている人が多い。+釣り客も多くなってた。
 川ならではの活動が前より増えたと思う。単純な広場ではなく。
・遊具を置いたことが子供や家族連れを増やすきっかけになってる?
・滞在時間が格段に長くなってる気がする。調査では2時間滞在などが普通にいた。
・前は滞在時間が短かったり、芝に座るようなことが少なかったりと
 みなさんがまだよそよそしく使っている印象があったが、
 今回は我が物顔で使ってたのが面白かった。(完全に私感)
・水辺館に人がたくさん来てた。スタッフの方々がイキイキしてた。
実は利用者数や使われ方があまり変わっていなかったらどうしようと不安でしたが、
子供たちが楽しそうに走り回っていたり、家族連れでご飯を食べたりという姿を
見れて、単純に嬉しかったです。
また、野見山さん達や事務所が大切に使っている様子がとてもよくわかりました。
以上、先輩方のコメントでした。
先輩方の話によると、調査結果にも3年前と顕著な違いが出るのではないか、
ということだったので、これから調査結果の分析が楽しみです。

November 11, 2009
H21年度遠賀川調査(休日Ver.)【遠賀川/西村】

11月8日(日)、遠賀川利用状況調査の休日Ver.を行ってきました。

水辺館のホワイトボードにもバッチリ書いてあります。
(水辺館のみなさん、ありがとうございます。)
今回は調査風景の写真をあまり撮ることが出来なかったので2枚だけ・・・

平日調査同様、九大都市研、交通研、福大柴田研、九工大仲間研の皆さんに調査を手伝って頂きました。
皆さん、ご協力本当にありがとうございました!!
そして今回は更に強力な助っ人が・・・

樋口研のOB・OGの牟田口さん、中川さん、田浦さんです。
この日のためにわざわざ遠いところから駆けつけて下さいました。
ありがとうございます。
お昼前には樋口先生&ゴン太も到着。
OB・OGの先輩たちや水辺館の方々と楽しい一時を過ごされたようです。

さて肝心の河川敷の利用についてですが、平日調査では見られなかった利用がいくつかありました。
まず1つ目はオートキャンプ場の利用。

写真はバーベキューをしにやって来たグループのものですが、
私たちが現地に到着した頃には、前日からテントを張って泊まっていたと思われる家族もいました。
もう1点は水辺(中州)の利用。

平日調査の時には期待していたけど見られなかった利用です。
子供だけでなく、大人の方でも散歩の途中に中州に進出している人もいました。
他にも・・・

(静かに、ゆっくり過ごしたい人には下流側が人気のようです。)

(わくわく夢フェスタから設置されている遊具は重要な滞留ポイントになっています。)

(この写真にも中州で遊んでいる子供が↑)
ちょこちょこ問題はありましたが、平日・休日の調査を無事に終えることができてよかったです。
調査に協力してくださった皆さま、本当にありがとうございました。
調査結果については追々ブログにupしていきたいと思います。

October 30, 2009
H21年度遠賀川調査(平日Ver.)【遠賀川/西村】

10月29日(木)、6:00~18:00、遠賀川にて河川敷の利用状況調査を行いました。
天気は晴れ。(昼間は10月末とは思えない暑さでした。)

今回は、3年前に樋口研OGの田浦さんが修論で行った調査を参考に
追跡とヒアリングによる調査を行いました。

写真にも写っていますが、今回の調査は研究室メンバーだけでは人手不足だったため
九大都市研、福大柴田研、九工大仲間研の方々にも手伝って頂きました。
本当にありがとうございました。
この日の右岸・左岸あわせた河川敷への総来場件数(通過者は除く)は173件、
そのうちヒアリングできた件数は135件でした。
ヒアリングした人の中には「3年前にもアンケートに答えたよ。」という方もいらっしゃいました。
リピーターが多い証拠です。
また「ここは本当いいところだよねー。みんなに自慢しているよ。」というお父さんもいて、
樋口研の一員として、とてもうれしく思いました。
来週末には休日Ver.の調査を行います。

October 23, 2009
第40回市民部会【遠賀川/荒巻】

昨日,今年のわくわく夢フェスタ開催後
初の遠賀川市民部会が開催されました.

今回の議題は主に
・わくわく夢フェスタの反省
・今後の市民部会の体制
についてでした.
色々と細かい反省はありましたが,
まず,市民部会内(わくわく夢フェスタ実行委員会内)での横の連携が全く取れていない.
これが大きな反省点でした.
もっと,市民部会内で細かい連携が取れるように,
市民部会で顔を合わせるだけでなく,みんなの連絡先ぐらいは知っておいた方がいいのでは?
ということで,次回は連絡網(?)についても議論します.
(個人的には市民部会には,飲みニケーションも必要だと思います!←不謹慎?)
また,各メンバーが担当しているイベントに没頭するあまり,
全体の統括をする人間がおらず,
連絡が行き届いていなかったり,
交通整理をしていただいた近大の学生への指示がなかったり(挨拶すらなかったり…)
という問題が多々あったと感じます.
2年間市民の力でやってきて,課題も見えてきたようで,
来年度以降に生かし,よりよいフェスタになるように,九大も頑張りたいと思います.
また,今後の市民部会のありかたについての議論も少し.
現在の市民部会では,人数的にも予算的にも厳しい状況で,
今後,助成金の申請や,メンバーの応募などを行う必要があります.
市民部会はどうあるべきか?
“市民部会”と言いつつも,特別な部会になっているのではないか?もっと開かれた部会にするべきでは?
河川事務所の立ち位置は?
等々,今後のあり方について真剣な議論が繰り広げられました.
今回は集まったメンバーが少ないので(これも改善できるように)
次回以降,今後の市民部会についてさらに議論する予定です.
では,また次回に.

October 19, 2009
遠賀川わくわく夢フェスタ【遠賀川/荒巻】

10月18日
快晴のもと、遠賀川わくわく夢フェスタが直方市・水辺館前の河川敷にて開催されました!

河川敷は多くの人で賑わい,去年よりも来場者の方は多かったのではないでしょうか.
去年,九大はパネルと模型の展示を行いましたが,
今年はホットドッグを販売することになりました.


(実は数年前から九大がハンバーガー店を出店する話が,
市民部会であったとか…今年は念願の(?)出店です)
朝の8時半からせっせと準備をスタート.

隣のテントのシルバー人材センターさんからテントをお借りしたお陰で,
スムーズに作業を進めることができました.
そして開会式

本当にいい天気に恵まれ,今年の夢フェスタも好スタートを切ることが出来ました.

流木などを利用したブランコやシーソーが設置された左岸では,
子供達が全力で遊びまわっていました.


食品関係は右岸の水辺館下の沈下橋周辺に出店.
お昼時には多くの人で賑わい,準備した70食分のホットドッグも完売し,追加で材料を購入するほどでした.
15時をもって夢フェスタも無事に終了.
市外からも多くの方に来ていただき,大盛況で幕を閉じました.
遠賀川の魅力を多くの方に持って帰っていただけたなら幸いです.
下の写真に写っているのは,元・遠賀川河川事務所職員の江上さんです(現・嘉瀬川ダム工事事務所)
去年まで市民部会でお世話になりました.
離れても,やはり遠賀川のことが気になるそうで,
「見に来ちゃいました」と,九大のテントにも顔を出してくださいました.

今回のフェスタでは,九大で簡単なアンケート調査を実施しました.
内容は,簡単な属性・アクセスに関するものと,商店街の認知度調査です.
アンケートがてら,何人かの方に色々と話を伺いましたが,
来場者のお年寄りの方の中には,
河川敷に徒歩でアクセスすると,右岸の出店は遠いのでお年寄りの方には少々キツイという声も.
来年以降の出店の配置を考え直す必要アリです.
また,
河川敷が改修され,きれいになって使いやすくなった.このような賑わいがあるのはとてもいい事.
ただ,この賑わいが商店街やまちの方まで繋がってないのは非常に残念.
という声もありました.
これは市民部会でも,始めから議論されていた重要な課題.
現在直方市は,直方駅周辺の再開発が進められており,
今後,川とまちのつながり(意識的にも物理的にも)を向上させるために,再度議論する必要がありそうです.
なにはともあれ,天気にも恵まれ,ホットドッグも完売し,最高の夢フェスタでした.
また,来年に期待です.

ENTRY
CATEGORY
ARCHIVE