風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
August 30, 2007
嘉瀬川ダム打ち合わせ【嘉瀬川ダム副ダム/筒井】

今日は嘉瀬川ダムの打ち合わせ。
提案していた堤体の石貼りについて確認を行いました。
単に石を用いるといってもその形、種類、大きさ、積み方などには地域ごとに様々な違いがあり、その地域の文化を表現しているとも言えます。
今回提案する石貼りも地元の石を使って、地元に伝わる石の積み方を取り入れた設計が目標であり、付近の棚田跡からそういったものが見つかればいいなと思います。
最近見かけた例。
星野村で見かけた積み方

厳原で見かけた積み方

その他にも副ダム周辺の植栽については地元の人たちと関わりながら進めていきたいといった意見の交換も行いました。
本ダムについては堤体にスリットを入れる提案を行っています。
・before

・after

スリットが入るだけでかなり印象が変わると思いますが、どうでしょうか?

August 29, 2007
遠賀川打ち合わせ【遠賀川/筒井】

樋口研では現在、遠賀川右岸のカヌー乗り場付近の設計を行っています。
右岸は遠賀川水辺館、遠賀川河川事務所、カヌー乗り場といった施設があり、左岸とをつなぐ沈下橋もあります。これら施設の幅広い利用を促す動線の確保、ご高齢の方や身障者の方の利用にも対応した勾配を基本コンセプトに設計を行っています。

今日は図面で引いた線を現場で確認を行いました。取った水分がすぐさま汗へと変わる猛暑の中、ビニール紐と石灰を使って線を描いていきます。写真はカヌー乗り場から上流側の広場の線形。

図面で引いた線は現場で再現してみると大きさだけでなく、曲がり具合なども確かめることができます。こうして再現した線形を今度は様々な位置から確認し、納得のいく線形を求めます。写真は沈下橋から水辺館までの歩道線形の検討の様子。

August 22, 2007
第4回論文ゼミ【行事/榎本】

本日は今年度第4回目の論文ゼミがありました。
景観グループでは約2週に1回のペースで論文の進行状況報告や、今後の方針を決めるゼミが行われます。
(論文提出時期には毎日のように先生と打ち合わせが入るようになります。)
今回は時間の都合上、M2の林君のみの発表となりました。
論文ゼミは、発表しない研究室メンバーも参加し、他の人の論文テーマについて一緒に議論します。

林君の修士論文のテーマは「城下町が有する山当て景観について」。
林君は卒業論文からこのテーマに取り組んでいます。
研究は、プロジェクトと違った視点が必要。
皆頭を悩ませながらも、論文について思いついた質問や意見を出し合いました。
次回ゼミ予定日は9月6日です。

August 8, 2007
オープンキャンパス【行事/伊東】

今日は、来年、大学受験を控えた高校生向けのオープンキャンパスでした。
私たちが専攻しているのは土木工学で、
大学生が研究内容を高校生に一生懸命説明するのですが、
大半の高校生は「???」という感じの表情をしていました。
しかし、実際に研究で使用している実験装置を動かしてみたり、
模型や図面を見せると、とたんに表情が活き活きしだしました。
*川内川激甚災害対策特別緊急事業 景観水理模型実験の説明の様子


*遠賀川・嘉瀬川副ダム・栄上為石線 景観デザインの説明の様子


高校生の皆さん、進路を決める判断材料になったでしょうか?
オープンキャンパス担当の学生さん、暑い中、お疲れ様でした。

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