第3回久賀島まちづくり協議会を終え、浜脇の船着場から海上タクシーに乗り込む時、
福江島の半泊半島の方向に見えた夕焼けは、心身の疲れをどっと癒してくれるほど美しいものでした。
この風景が訪れた人にとって、どれほどの価値を持っているか。
この風景に、人の心がどれほど救われることだろうか。
島が持っている文化、環境、風景。その価値に気付き、その価値を共有し、
それらを守り、次世代に引き継いでいくという「思い」を、立場を超えて共有できたとき、
それらは守られていくのだろうし、世界遺産にも到達することができるのだと思います。
そして、それらを守りたいと思っていない人は島にはいないのだから、
守ることを「業務」として捉えている人の言葉は、島の人々には響かない。
「守りたい」という思いを素直に伝えあうところからスタートすれば、
事態は少しずつ前向きになるだろうと思います。
今回の協議会では、竹森君や渡邉さんと一緒に小一時間プレゼンをし、
大学チームの思いを、できるだけわかりやすく、はっきりと伝えました。
そして、住民の方々からも積極的で前向きなご意見をたくさんいただきました。
五島の空に広がる美しい夕焼けは、頑張った学生諸君にとっても疲れを癒すプレゼントになったことでしょう。
出会いと発見DIARY
11月7日の長崎新聞に久賀島まちづくり協議会の記事が載りましたので紹介します。
遅くなりましたが,
11月2日に行われた第2回久賀島まちづくり協議会および
3日の現地調査と打ち合わせに関する報告をします.
まず,第2回まちづくり協議会ですが,
参加者は前回に引き続き,久賀島の各地区から住民の方に来て頂きました.
事務局は五島市役所の方々と九大メンバー,福大メンバー,
また今回は大阪大学の小浦久子先生と
鹿児島大学の木方十根先生,鹿児島大M1の野見山さんも参加されました.
今回の協議会では「農業・漁業の維持に向けた施策」に関する話し合いを行いました.
「観光を通して,農業・漁業に従事する島民の所得を増やしていくためにはどうすればよいのか」
私達事務局からは,近年,民泊や体験農業・漁業で有名となりつつある小値賀町の取り組みについて発表しました.
また,民泊や体験農業を通じて今後島民の生業をどう維持していくべきかを意見交換をしました.
さらに,島民の方々からは,「民泊」は夫婦で行った方がよいのか,
久賀島に民泊が広まるよう推進しなければならない等の積極的な意見が挙げられました.
一方で観光客が来る際の交通システムが悪いなどの解決すべき課題も意見として挙げられました.
次に,久賀島での現地調査では,九州大学の福島綾子先生が合流し,
協議会で挙げられた意見に着目しながら視察を行いました.
現地では,島民の生業や人々の温かさ,久賀島の美しい景観を改めて確認することができました.
その後,今後の打ち合わせを行い,
五輪地区へのアクセス状況や江上教会,堂崎教会の現況確認などの議論を行いました.
複数の先生方がいらっしゃったことにより,充実した打ち合わせになったのではないかと思います.
今朝の長崎新聞に久賀島まちづくり協議会の記事が載りましたので紹介します。
はじめまして,福大柴田研B4の梅田です.
今年の夏から五島プロジェクトに参加しています.
今後,よろしくお願いします.
今回は9/28に開催した「第1回久賀島まちづくり協議会」と開催までの動きについて報告したいと思います.
まず8/2と8/27に久賀島まちづくり協議会の説明会を,久賀島の7地区で行いました.
延べ106人の方に参加していただき,みなさん真剣に話を聞いて下さいました.
また現在の島の状況,島の今後,島に対する思いなどを熱く語ってもらい,意見交換をしました.
自分達が知らなかったことを共有でき,住民の方に少しでも近づけたのではないかと思います.
そして9/28に,ついに「第1回久賀島まちづくり協議会」を開催することができました.
市職員の方が立派な横断幕を用意してくださり,これを見たとき,自分自身今まで以上に気持ちが高まるのを感じました.
協議会には久賀島の各町内会から,久賀島をなんとかしたいという思いを持った有志の方々に参加していただきました.
参加者全ての方から,それぞれ気になっている問題についてて発言してもらい,議論しました.
議論は充実したものとなり,第1回として良いスタートを切ることができたと思います.
各地区の方が一同に集まって議論を行えたことは,久賀島のまちづくりにとって大きな第一歩になったのではないかと感じました.
自分自身その場に立ち会えたことをうれしく思い,今後久賀島のために少しでも力になれるよう頑張っていきます.
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