風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
July 10, 2009

木橋施工5日目【唐津/筒井】

小雨ときどき本降りの金曜日。
大工のおっちゃんに雨男といわれながらもめげずに現場に足を運びました。
雨は嫌いなほうではないですが、作業するときに限って降ってくれるとさすがにイラッとしちゃいます。
まずは明日の施工イベントに備えて床板をワンスパン分だけ固定します。
支柱周りの板を先に固定して、その間を床板で埋めていくという施工方法で固定していきます。
板と板の間にはスペーサーをいれて一定の隙間で板をとめる工夫をしています。
さらに左右のズレを微調整して、きれいに並べたうえでコーチスクリューで固定。
(もとの設計で板厚が60ミリだっただけに120ミリ長の特注。その分打ち込むのも大変。)
スペーサーは現場であっという間にこしらえてしまうからすごいところ。

次に、手すり部材を仮固定した後、手すりの支柱の余分な部分をはねていきます。
仮固定した手すりを傷つけずかつ4%の勾配通りにカットしています。
鋸の入れ方、きるときの目線や姿勢の保ち方、力の入れ具合など熟練した技術の盗み見はいい勉強になります。
ちなみに、仮固定をした際、座彫りの深さが浅かったことでボルト固定をする場所の固定ができないという問題が発生。明日のイベントで市民が床板を止めている隙を狙って彫りなおすことに。

最後に入口付近の手すりの支柱を立てるために座彫りをしましたが、持ってきていた工具が大きすぎて工事は難航。
さらに、誤差吸収のために支承部のボルトが若干曲がって入っているため、座彫り穴とボルトがぶつかってしまいさらに難航。
結局うまく作業できずこの日は断念。
(親柱のようなものができる設計になっていたのを直前に変更してしまったのでこの部分だけ材料の到着が遅くなっていたのです。)

明日の天気はどうでしょうか?雨男が雨雲を持ち込む予定です。

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