風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
July 13, 2009

木橋施工7日目【唐津 / 羽野】

木橋施工7日目です。
今日はついに施工最終日(の予定)。
最後の現場は二人で締めよう!と朝から羽野・筒井で現場に入りました。
ちなみに先生は皆勤賞。初日から今日まで全日、現場を視察されています。
今日も朝から良い天気。
木橋完成まで、残る施工は、
・岸壁側高欄端部、岸壁パラペット切り欠き部周辺のディテール
・P1~P3橋脚の筋交い
・高欄の方杖
です。

11日(土)の市民参加施工イベントでつくった床板、高欄手すり、笠木もきれいに仕上がっています。
ちなみに、高欄方杖は手前分のみ固定済み。

端部処理は重要です。きれいに納まるよう留意します。
手すり端部と床板端部を揃え、きれいにカット。
主桁間は支承部の保護を考えてコンクリートを充填します。
歩道上に置いているのは、現場でつくった型枠。

この型枠を設置して、、

到着したミキサー車から生コンを受け取り、主桁間に流し込みます。


バイブレータ(人力!)で打設する左官屋さん。。。

それでもピシャッと主桁間のコンクリート充填が完了。
写真では分かりにくいかもしれませんが、河川側に向かって排水勾配を付けてもらっています。
きれいですね~。これで床板下の排水もバッチリ。

主桁間の充填完了後、床板を取り付け、歩道との隙間にモルタル充填。
岸壁パラペット側面もきれいに面取り整形してもらいます。
高欄固定後のため、作業し難くそうですね。。

歩道と木橋の間、岸壁パラペット側面と木橋の間にも、排水用の溝をいれてもらいました。
お願いすると、左官屋さんも、「そのつもりだよ~」と返事。
さすが。分かってますね。

木橋端部完成。パラペットの面取りもきれいに仕上がりました。
手前(歩道と木橋の間)と、奥(パラペット側面と木橋の間)にきれいに溝が入っています。
歩道と木橋の間は、中心から両側に向かって勾配を、
パラペット側面と木橋の間は、河川側に向かって勾配を付けています。
いいですね~。

次は橋脚の筋交いです。
施工前に変更した内容がしっかり現場に伝わっているか、再度確認します。

筋交いは、橋脚柱に切り込みを入れて設置します。

筋交いが橋脚柱間にしっかり入るよう、長さを微調整しながら設置します。
まだ通しボルトで固定していなくても、シッカリはまっています。
今日は写真手前のP3橋脚とP2橋脚の半分まで設置して時間切れ。。
木橋完成は明日に持ち越し。

今日も暑い一日でした。
灼熱の陽を受け、定点観測を遂行するつっちー。ご苦労さまです。

木橋の主桁側面、桁下の砂浜に、くっきりと床板目地の陽がもれています。
夏ですね。
九州南部は昨日梅雨明けした模様。北部ももう梅雨明けでしょうか。

夕刻。木橋の向こうでヨットが走っています。
市民に愛される良い木橋になりそうです。
さて、明日はいよいよ最終日(今度こそ)。

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