風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
September 15, 2009

第3回勉強会【樋門/深川】

9月15日に、「第3回 瀬ノ下地区樋門に関する勉強会」@九大が開かれました.

筑後川河川事務所さん、東京建設コンサルタントさんを招き、
今回は水天宮石垣下段部に関する調査、及び8、9月に催されたイベント事(筑後川花火大会、久留米流し灯篭、Eボートフェスティバル等)の利用状況調査、の報告を行いました.
水天宮の石垣に関して、文献調査や地質調査を行った結果、江戸初期に筑後川の巨岩掘削の大工事を行った際に切り出された石材が、石垣の材料として使われている可能性が高いということが分かりました.
しかし、正否を明らかにする為にはまだまだ追加調査が必要です.
水天宮近辺の久留米城、梅林寺に関する調査を含め、当時の久留米藩の石材の使用に関して調査し、史実解明していかなくてはならないと感じました.

イベント時の利用状況に関しては調査結果を資料、模型を用いながら説明しました。
今回の調査結果を分析し、考察した結果得ることできた、設計で配慮すべき留意事項を、九大の方から示させて頂き、留意事項、現案を踏まえた上で、3者間での意見交換を行いました.
数多くの意見を頂き、共にいいものを作って行くという意志が共有できている、と感じました.

次回は、通常利用状況調査および、住民の意識調査の結果を報告する予定で、それからいよいよデザインスタディへ移っていきます.
現在、九大では久留米市、住民の方を招いたワークショップを検討しています.
多くの方の意見を聞き、皆でこの事業のことを考え、
河川敷のみならず、周辺一体のことを考えたデザインの提案をしていかなくてはならない。
私自身、感じました.

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