風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
March 23, 2015
第3回大島夢プランワークショップ【大島/松浦】

3月22日第3回大島夢プランワークショップを実施しました。

年度末でお忙しい中、大島の方と、唐津市役所の方、併せて15名ほどの方に参加していただきました。
 
今回は、今までの夢プランワークショップで話し合った内容を踏まえて、
実際にどんな場所にしたいか、絵を描いて具体化して、共有することが目的でした。

みなさんがそれぞれ絵を描きたいと思った場所ごとに、班に分かれて貰って、
写真などを見てイメージを膨らませながらそれぞれ絵を描いて貰いました。
最初に、座って色鉛筆と画用紙を渡されたときには、「私、絵なんて・・・」とおっしゃってましたが、
一旦描き始めてみたら、すらすらと描き進められていきました。
描いてる最中にも隣の人の絵を見たり、話をしたりして、
いつもと違った楽しい雰囲気で1時間半はあっという間に過ぎてしまいました。
最後には描いた絵を一箇所に並べてみなさんで品評会をしました。
上手な絵に感心したり、今まで話の中だけで考えていたものが視覚的に分かるようになったりして、
全員で、将来の大島のイメージを共有することが出来たのではないかと思います。
次回の活動ではいよいよ活動計画を立てていくことになると思われます。
大島の皆さん、唐津市役所の皆さん、次回もよろしくお願いします!
January 30, 2015
1月25日(日)の唐津みなと里山の会、竹伐採活動に参加しました。

前回のブログに引き続き、大島の竹伐採活動の記事です。

1月25日(日)
この日の活動は、竹の伐採と、前回までに切った竹を炭にする作業です。
およそ2~3mに玉切りして棚積みした竹は、その場で燃やして炭にしていきます。

竹林内での燃焼作業は、事前に消防署への活動申請が必要ですが、その場で竹を処理できる手軽さに加えて、竹の活用法である竹炭を作ることもでき、一石二鳥の方法です。
竹を焼いている際には火番が1人ついています。
大島登山道には水道も整備されて、
以前のバケツリレーでの消火から、ホースを用いた消火方法に切り替わりました。
そして出来た竹炭はこちら。
大島の竹林さんや樋口先生は、この炭を畑の土に混ぜることで
野菜の成長に良い効果が出ているようです。
今回の活動で、登山道からの眺望はより確保されて、大島のふもとの住宅などがはっきりと確認できるまでに至りました。

昔使われていた里道も、少しずつその姿を表して来ました。

この日の活動もお疲れ様でした!

次回は2月8日(日)に夢プランワークショップを開催します。
福岡の新宮町で里山の会よりも長く活動されている「わいわいクラブ」さんの活動を見学します。
January 30, 2015
1/14 竹の伐採活動【大島/鍜治】

こんにちは。
修士1年の鍜治です。
1月14日、大島で竹の伐採活動を行いました。今年最初の活動です。
今日は大島町内の方3名、九大景観研3名の計6名で行いました。
前回に引き続き、大島の展望所につながる登山道そばの竹林を伐採していきます。


本格的に竹の伐採活動は2回目ということで、
私たち学生も少しずつではありますが、竹伐採のコツをつかみつつあります。
まだまだ大島のおじさんたちには適いませんが・・・。
今日は3月1日に行われる松の植樹祭(主催:松原の会)で必要になる松の支柱となりそうな竹も切り出しました。
今後は唐津みなと里山の会と松原の会の連携を図りつつ、進めて行けたらと思います。

▲松の支柱になりそうな細い竹の枝を落としています。


最後に今日の竹伐採活動の成果を写真で振り返ります。

▲竹伐採活動前(当日9時頃撮影)

▲竹伐採活動後(当日14時頃撮影)画像中央部辺りのフェリーターミナル側のレンガ舗装が見えるようになりました。

次回の竹伐採活動は1月25日(日)です。
参加された皆さま、お疲れ様でした。
過去の活動記事:前回コチラ/第1回コチラ

December 10, 2014
竹の伐採活動【大島/鍜治】

12月10日、大島で竹の伐採活動を行いました。
今日の参加者は九大景観研4名に加えて、大島町内の方4名で計8人です。
竹伐採活動は唐津みなと里山の会の活動の一つで、今年の1月末から始めて
月2回ペース(第2水曜日、最終日曜日)で
大島の展望所につながる登山道そばの竹林を伐採しています。
ちなみに第1回の竹の伐採活動の記事はコチラです。
今は登山道からの唐津東港の眺望を確保することを第一目的として、活動を行っています。
11月は2回とも雨で中止となったので、久々の活動です。

今日は朝9時過ぎから開始して、
途中、昼ご飯をはさんで14時過ぎまで活動しました。
伐採エリアを少しずつ広げていきました。

▲作業前(9月29日撮影)

▲昼ご飯前(本日12時頃撮影)

▲作業後(本日14時頃撮影)
九電の鉄塔の根元が見えるようになりました!
一日を通して、竹伐採活動に参加したのは始めてで、体はクタクタになりましたが、
竹の伐採を進めることで、少しずつ唐津東港が見えてくるので、やりがいを感じます。
このようにデスクワークだけでなく、研究室の外に出て、
体を動かして、地域のお手伝いをすることはこの研究室の大きな特徴だと思います。
大変気持ちの良いものですよ。
今後も継続して、少しずつできる範囲で竹の伐採を進めて行きます。
次回の竹伐採活動は来年の1月14日(水)です。
参加された皆さん、お疲れ様でした。

December 8, 2014
第2回大島夢プランワークショップ【大島/鍜治】

12月7日第2回大島夢プランワークショップを実施しました。
参加者は九大景観研に加えて、大島の方、大島外の方、唐津市役所の計14名です。

まずは前回の11月16日に行われた第1回大島夢プランワークショップの振り返りを簡単に行いました。
前回は参加者の方(約50人)に大島に登ってもらって、簡単に感想を伺いました。
下の写真が前回出た感想の一覧です。

次に実際に糟屋郡で里山の保全・活用を行っているわいわいクラブの事例を紹介しました。
わいわいクラブは竹伐採活動と並行して、伐採跡地に植樹をしたり、
伐採で得られた竹で竹とんぼ、門松づくりなどの竹細工を行い、里山の保全・活用を行っています。

最後に第一回の大島夢プランワークショップでは時間の都合上、
参加者の方から深い意見を伺う事ができませんでしたので、
今回のワークショップでは参加者の方々に大島の将来をどうしたいか、
どこを改善したいかなどについて自由に考えて頂き、語ってもらいました。
意見の中には、森を活かした眺望を確保する、八十八カ所の整備、野鳥観察・野草観察などの森を生かした活動メニューをつくる、看板設置によるわかりやすいルート整備などがありました。

今回は前回と比べて、多くの具体的な意見を頂きましたが、

これは参加者の方の大島に対する思いのあらわれだと感じました。
今後、このような会を通して、参加者の方に大島に愛着を持ってもらって、
大島での今後活動の輪を広げる事につなげていければと思います。
次回の里山の会(来年2月8日)では、
今回紹介したわいわいクラブさんの活動を見学に行きます。

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