風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
September 1, 2016

北崎を考える会平成27年度総会【北崎/榎本】

4月23日は北崎を考える会の総会があり、九大景観研のメンバーも参加しました。
例年通りの総会の後に、ルーツ・アンド・パートナーズの佐藤さんをゲストスピーカーに、平成27年度に九大景観研が佐藤さんの協力を得て行った北崎の移住可能性に関する調査についての報告会が行われました。
 九大景観研は、平成26年から北崎のまちづくりに参加しており、この調査は北崎の定住人口を増やす取り組みの一環で行いました。
 北崎校区では少子高齢化、人口減少が課題になっており、小中学校の児童数も統廃合を検討するラインを切っています。今後、どのように地域の人口を維持するか、また、具体的にどのような人であれば北崎校区に入ってきてもらえるか、といったことを考えていかなければなりません。
 
 講演後には、短い時間ながら質疑応答が行われ、定住人口を増やすために具体的に地域はどんなことをすればいいか、必要な行政支援は何かなどの意見交換が行われました。
平成27年の10月から市街化調整区域の一部規制緩和が行われ、その大半が市街化調整区域に指定される北崎校区でも、空地に誰でも新築を建設したり、空き家を賃貸することが可能になっています。
http:/www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/45627/1/leaflet_green.pdf
 また、平成28年6月からは北崎校区では地域住民の合意のもとで、農林水産業や観光業など地域振興に寄与するレストランやカフェ、直売所などを建設することも可能になりました。これらの規制緩和は、地域の産業や国定公園の景観を守りつつも、少子高齢化に歯止めをかける新しい取り組みを始めるための行政の力強い支援であり、地域の中でもこうした制度を活かす取り組みを実施し、まずは一つ実現することが大事だと思います。
http:/www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/53930/1/shigaikachoseikuikinotochiriyoukiseikanwa.pdf

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