風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
August 1, 2016
輪越せ祭【北崎/鮫島】

こんにちは

修士2年の鮫島です。
7月31日は、北崎のお祭り「輪越せ祭」でした。
輪越せ祭とは、その名の通り神社の中に集まり、輪くぐりをするお祭りです。

写真中央に見えるくぐる輪は、朝早くから地域の人たちが集まり、手作業で作成していました。
今回このお祭りに合わせて、北崎の未来を創る会が主催で出店をだしました。
もともとこのお祭りは地域のお祭りとして、出店もたくさん出されるような活気のあるお祭りだったそうです。
しかし、人口が減るにつれてだんだんと一足が遠のき、ついに去年には「もうやめよう」ということになってしまいました。
そこで未来を創る会の代表でもある福寿寺の和尚さん・ヒラナさんの「地域の伝統行事が継承されていかないのは子どもたちにとって
酷な事だ」という思いで、また復活させようという事になりました。
お祭りの出店というと焼きそばや焼き鳥なども想像しますが、規則の関係等でNG、、、。という事で、元々のターゲットである子どもたちの
喜ぶような出店をだしました。メダカすくいやかき氷、冷やし西瓜・きゅうり、くじ引きなどなどです。
写真を見ていただければわかると思います。予想以上の大盛り上がりでした。
地域の中にこんなにも子供達がいたのかと驚くくらい集まっていました。
思い返してみれば自分が小さい頃も地域のお祭りは本当に楽しいものでした。
あまりお祭りの趣旨なんかは覚えていませんが、、、その記憶だけで地域に愛着が湧いてくるものです。
やはり、後々になって「あのお祭りはなくなった」と聞くと悲しい気持ちになります。
来年以降も継続的に開催して、もっと北崎のことを大事に思ってくれる子どもたちが増えていけばいいなと思います。
その子たちが一度北崎を出て行ったとしても、また戻ってきてくれてお祭を引き継いでくれるかもしれません。
ひいてはそれが北崎という町の存亡に関わる重要なこととなってくるのです。

未来を創る会のメンバーの皆さんも朝早くから夜遅くまでお疲れさまでした!
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