風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
July 19, 2016

大分WS第1回開催 [大分/大瀬]

こんにちは

修士1年の大瀬です。
新しいプロジェクトが始まりました!

7月16日(土)

大分市長浜小学校にて第1回目のWSが開催されました。
現在の大分市錦町周辺は、14世紀から16世紀にかけて、大友氏により「豊後府内」という都市が作られた場所です。
来迎寺、大雄院、唐人町など、当時の寺院や町名が現在でも残っています。
また、中島錦町線という道路の拡幅工事に伴い、昨年12月より遺跡調査が行われています。
長い目で見たときに、大友氏の歴史深い中島錦町線が、どのような道路であってほしいかを、地域のみなさん、子供達と一緒に考えていきます。
第1回目のWSは、当日蓋を開けてみると、元気いっぱい、興味津々の子どもたちが約40名、大人が約20名集まりました。
まずは、子どもたちと一緒に、ある2人の人物のお面を作りました。
一人はキリシタン大名・大友宗麟、
もう一人は、大友宗麟が世界の情報を手に入れるために招待したというフランシスコ・ザビエルです。
このお面をかぶることで、子どもたちが2人の人物に対し親近感、愛着を持ち、そして、この2人の時代をイメージしながら現地見学をしてもらうことが狙いでした。
現地見学では、対象の道路、発掘現場2カ所に行きました。
発掘現場では、現在も発掘作業が行われており、目の前で壺の破片や当時の硬貨が見つかり、子どもたちも興味津々でした。
発掘現場の話は、少し難しかったかな・・・とも思いましたが、
いつも通っている小学校の目の前の道が、実は歴史的な道だということに気付いてもらえたと思います。
次回は9月に第2回目のWSを行います。
今すぐには実現できないこと、すぐできることもすべて含めて、
具体的にどんな道にしていきたいのかという、地域のみなさんのイメージ、アイディア、夢を絵にしてもらいます。
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