風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
May 20, 2016

木の橋をつくろう![大瀬/プロジェクトものづくり]

平成28年度前期から新たに始まった

「プロジェクトものづくり」という授業をご紹介します!
これは建設都市工学コースの学部3年生が対象で
これまでに座学で学んできた構造力学、材料工学などの知識を
橋を作ることで実践に生かそうというものです。
第1回目は
講義のオリエンテーションとチーム分けでした。
約40名の3年生が、木橋、鋼橋、コンクリート橋の3つのチームに分かれました。
13、14人で一つの橋を作ります。
樋口先生は木橋担当でした。
第2回目は
木の橋の特性や事例、計算方法などを学ぶ講義でした。
実際に、木や鋼の棒に乗り、たわみ具合を確認したり、木の棒を割ってみたりしました。
「あれ?木って思ってたより強いね!」
「やっぱり鋼が強いけど、荷重方向や長さによっては木でも負けてないね!」
「見た目で言うと断然木がいいよね〜!」
と言った感想が出てきました。
そして、
第3回目は
各自考えてきた橋のデザイン案を紹介する回でした。
木橋はトラス橋で作るということが条件でしたが、
同じトラス橋でも、14人それぞれのデザイン案が出来上がっていました。
第4回目では
前回の橋のアイディアをさらに改善したものを
コンペ形式で発表しました。
前回よりも、自分の橋だけのオリジナリティーを強調できており、
学生間で質問をしたりと、非常におもしろい時間でした。
今回のコンペで、「提案力」が身についたのではないでしょうか。
私が学部3年生の頃は、このような実践的な講義がなかったため、正直、とても羨ましいです。
ものづくりはやはりワクワクしますね!
TAとしての立場ではありますが、私も3年生と一緒にものづくりに参加できるので、今後が楽しみです。
第5回目以降は、後日ご紹介します。
木の橋をつくろう![大瀬/プロジェクトものづくり]へのコメント
ENTRY
CATEGORY
ARCHIVE