風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
December 7, 2015

11月の大島里山づくり活動【みなと里山の会/鮫島】

だんだんと寒くなってまいりました。

今日は11月の大島里山づくり活動の日です。
今回もたくさんの九大生が参加してくれました。
彼らの中から継続的に活動に参加してくれる大島ファンを増やすために、心行くまで大島を楽しんでもらうことが大切です。
であるにもかかわらず、今回集合時間を大学の一限よりも早い8時半に設定してしまいました。。せっかく大型バスを貸し切ったのにこれではよくありません。このような細かなところまで九大生の目線に立って考えなければ大島ファンを逃してしまうことになります。反省です。
車中では、大島のこれまでとこれからについて、先日ついに完成を迎えた「大島夢プラン」を用いてみんなに樋口先生からお話ししていただきました。これから参加することになる活動についての意義を知っておくことは、モチベーション向上のためにも大切なことです。
大島に着いたら、早速登頂開始です。朝の寒さも吹き飛ぶちょうど良い運動になりました。また、道中では樋口先生による大島の現地解説もあり、有意義な時間になったと思います。大島がどのようにして変わってきたのかを目の当たりにしたことで学生のやる気に火がついたことでしょう。

さて、冬の朝のいい運動も終えたところで早速作業開始です!
今回も午前の部は調理班と伐採班に分かれて作業します。
作業班は三つのチームに分かれて伐採しました。
今回も前回と同じく遊歩道沿いの木を数本伐採します。
みなと里山の会の竹林さんや辻さんの熱心なノコギリ指導によってみんな上手にノコギリを使えるようになりました。
自分の力で木を切るという経験は初めてだったようで、みんな新鮮な喜びを感じていました。
今回の反省点としては、「この木を切ることにどういう意味があるのか。」ということを十分に説明しなかったことが挙げられます。
なぜこの木を切るのか、という問いに対して、病気の木だから、眺望を確保するため、などそれぞれに理由があると考えられますが、自分の一つ一つの作業がどんな成果を生み出すのか、ということを知っているのと知らないのとでは、活動参加へのモチベーションが大きく異なってくるでしょう。
調理班のみんなは、とても楽しくお昼ご飯を作ってくれたみたいです。
今日のメニューは、シーフードリゾットと串焼きです。
今回も窯作りから始めて自分たちで火を起こして調理しました。
新兵器のダッチオーブンも登場し、いよいよアウトドア感が出てきましたね。
作業中の伐採班の方まで美味しそうな匂いが漂ってきて、みんな待ちきれない様子でした。
お昼ご飯も完成し、地元の人も学生も入り混じってランチをとりました。
ある学生は、普段聞けないようなことがたくさん聞けてとても楽しかった、と語っていました。
学校生活を送る学生にとって、山に入って地元に人と共同作業をするというのは中々ない経験です。
些細な出来事でもいい経験として心に残ってくれるのです。
お腹がいっぱいになったところで午後の作業の開始です。
午後も調理をやりたい人は調理班へ、まだまだ働ける人は伐採班へ分かれて作業しました。
午後は午前中よりもペースダウンして伐採を行いました。
午前中の経験を生かして、細い立木を伐採した学生もいて盛り上がっていました。
調理班の方はデザートのパンケーキを作ってくれました。
美味しくデザートをいただいたところで今回は終了です。
毎回毎回の作業に来てくれた人たちに楽しんでもらうことが、大島ファンの拡大へとつながります。
次回はどんな工夫がなされているのか、ぜひお楽しみに!

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