風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
June 21, 2013
真砂土の搬入・均し・締固め【唐津(芝生広場)/行徳・鍜治・河津】

6月5日、いよいよ真砂土が搬入され、芝生を敷くための下地を作っていきます。
使用する真砂土の量は約40㎥、10tダンプ8台分です。

前回敷き詰めた砂利の層の上に土の山ができ、これを崩して一面に広げていきます。

真砂土が一面に広がったら、今度は締固めです。
ただ敷き詰めただけでは、足がズブズブと沈んでゆるい地盤になっています。
締固めが悪い下地に芝を張ってしまうと、表面がデコボコの芝生が完成してしまいます。
しっかりと締固め、硬い下地を作り、きれいな芝生ができるようにしていきます。

木で作った締固め道具や人の足を使ってある程度締固めた後で、水をたっぷり散き、さらに締固めます。
水を撒くことで土の粒子の間に残った空気が水に置き換わり、その水が抜けることでさらにギュッと締まるのです。

散水し真砂土が締め固まったら、次は雨でで水たまりができないように、真砂土の下地に排水勾配をつけていきます。中央の碇のモニュメントから外側に向かって低くなっていくように、真砂土を削っていきます。

途中、大島の辻さんが様子を見に来てくださいました。
芝の事、水糸の貼り方、薄い板で地面を削る方法など、丁寧に教えてくださいました。


この作業は4日間続きましたが、無事に完了しました。

June 21, 2013
芝生広場の完成【唐津(芝生広場)/行徳・鍜治・河津】

6月9日、いよいよ待ちに待った「芝張り」の日がやってきました。
真砂土の搬入から均し完了まで4日間かかりましたが、いろいろな方のお力添えのおかげで、なんとかこの日を迎える事ができました。
天候が悪い中にもかかわらず、20名近くの方が参加して下さいました。
広さにして約150㎡、枚数にして約600枚近くの芝を張ります。

芝には様々な張り方がありますが、
今回は隙間を空けて張る「目地張り」で行う事にしました。
広場の中心から左右に分かれて張っていきます。


はみ出す部分はカッターでぴったり合うサイズ、形にカットして合わせながら張っていきます。
カットして余った部分は、無駄にすることなく隙間に張っていきます。

芝を張り終わった部分には、芝と目地に目土(真砂土)を入れていきます。

作業を始めてから1時間半ほどで、広場一面に芝を張り終えました。
芝生に根が付いて目地や隙間が芝で覆われるのにはまだまだ時間がかかりますが、
今日の芝張りは無事終了です。
これからは定期的に芝生の様子をチェックして、手入れをしていく必要があります。
参加された皆様、お疲れ様でした。
梅雨が明けて、天気の良い日に芝生広場での完成セレモニーでお会いできる事を楽しみにしています。

June 21, 2013
これまでを写真で振り返る【唐津(芝生広場)/行徳・鍜治・河津】

石材の搬入から芝張りまでを写真で振り返ります。

▲石柱の搬入(5/31)

▲石柱の搬入(5/31)

▲石柱、砂利の搬入(5/31)

▲砂利の均し(5/31)

▲砂利の均し完了(5/31)

▲真砂土の均し(6/5)

▲真砂土の均し(6/5)

▲真砂土の均し(6/6)

▲真砂土の均し(6/8)

▲芝張り(6/9)

▲芝張り(6/9)

▲芝張り完了(6/9)

ENTRY
CATEGORY
ARCHIVE