風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
September 27, 2012

瀬ノ下現場打ち合わせ【瀬ノ下/平野】

瀬ノ下の打ち合わせに行ってきました。
今振り返ってみると、瀬ノ下のプロジェクトは去年4月に僕が研究室に配属された時に西村さん、深川さんがちょうど打ち合わせ資料を作っていたプロジェクトでした。
そのときに僕も模型を作るお手伝いをし、この研究室で初めて関わった作業でした。
あれから1年半、その工事もいよいよ終盤に迫っています。
川表側はほとんどできており、まさに模型がそのままできあがっているようです。
今回は左官仕上げの確認として日程調整して来ました。
水天宮側にある手すりに合わせて、堤防の上に御影石の石柱を立てて手すりを取り付けます。
設置する御影石に合うようにパラペットのコンクリートに左官仕上げを行います。
左官仕上げとは人造石洗い出し仕上げともいい、種石を練り合わせたモルタルを上塗りし、それを洗い出して自然な風合いを再現しようとするものです。
この左官仕上げの表情が御影石の色、テクスチャに合うか確認しました。
すでに左官仕上げしている箇所を見ると、御影石と表情が見事に合っていました。
綺麗に仕上がっていてまさに職人技です。これなら問題ないです。

御影石の柱がずらっと並んでいるのを見ると、水天宮と一体的な空間のように感じます。
このエリアにとって水天宮は象徴的なもので、ここを歩く人も無意識的に水天宮を感じるでしょう。まるで水天宮のもう一つの参道のようです。

また、陸閘、操作室駐車場のこれから作業に入る川裏側の確認をしました。
現場で悩んでいることが議論できるので、現場での打ち合わせは大切であることを改めて感じます。
今日は暑い中の打ち合わせでみなさんくたびれたと思います、お疲れ様でした。
完成までもう少しです、よろしくお願いします。

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