風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
April 28, 2012
樋口先生宅パーティ【行事/平野】

毎年卒業式の前には樋口先生のお宅で卒業パーティをしていたのですが、
今年はできなかったので、GW初日の4/28にその代わりのパーティを開催しました。
福岡近辺にお住まいのOBの方々にも集まっていただきました。

恒例のウォンミンさん手づくり料理、今回はインド料理。とっても美味しかったです。


高尾家、林家のお子さんも参加しにぎやかでした。





ごんたも元気です!


多く方が集まっていただき楽しいひと時が過ごせたのではないでしょうか。
参加していただいた皆様、ありがとうございました。
先生もご満悦のようで、来年のGWもOB会として先生宅パーティを開催しようと考えております。
OBの皆様、来年のご参加楽しみにお待ちしております!

April 28, 2012
甘夏狩り【行事/行徳】

景観研で毎年恒例の甘夏狩りに行ってきました。
場所は九大裏の桜井神社近くで、天気はものすごい良く甘夏狩り日和です。

甘夏狩りと聞いてウキウキしながら畑に向かいましたが、山の上に荷物を持っていくだけで息がきれそうになり、最近の運動不足を痛感しました。
たどり着くと甘夏がたんまりなっています。
今日のミッションは2本の木になっている甘夏を一つ残さず狩ることです。
午後のパーティーに持っていくために早く狩りあげてしまわなければ、、
平野さんが狩ります。

樋口先生もしっかり木に登って狩ります。

最初はびびりながら登っていましたが、みかんの木って意外と強くて体重をかけても大丈夫でした。上のほうの甘夏は脚立を駆使して、1時間かけなんとか全部かりとりました。
ふぅーーーー やりきった感が漂います。

今回は2本でくたくたになりましたが、畑にはまだまだ甘夏がなっていて、農家の方はこれを毎年収穫していると考えると、なかなか大変なものだなと。
自分が食べている物が目の前にくるまでの苦労を知ることができれば、もう少しおいしく味わって食べられるのかなと思います。
パーティーの後にでてきた甘夏はもうおなかいっぱいでしたが、しっかり味わっていただきました。

April 18, 2012
片ノ瀬ベースマップ作成【筑後川/行徳】

昨年から取り組んでいる筑後川の景観ベースマップ作成のプロジェクト。今回は片ノ瀬の調査です。
調査内容としては、
残すべき河畔林、設定する重要な視点場、樋門などの確認をしました。
それぞれの場所で議論を行いながら、重要なものは位置を記録し、マップにコメントを付け加えていきました。

視点場を選定したあと、恵利堰を含む眺めを良くするためにどの河畔林を残すべきかを議論している様子です。河畔林は程よく間引きされ、良い景観の一つとなっているものや、人の手が加えられず荒れ放題のものなど実際に現場で確認して判断しています。

前回の調査は雨で大変寒かったですが、今回は無事晴れ、筑後川沿いで春の風を感じることができ、とても気持ちが良かったです。このような作業をし、ベースマップを作成することで、筑後川の良い景観を守っていくための一つの指針として活用されれば良いなと思います。
p.s…

バーテンみたいな小川さんと一緒に写っているのは、田主丸にある巨峰ワインです。
筑後川沿いから見える耳納連山がある田主丸は巨峰の有名な産地であり、夏には巨峰狩りをしに多くの人たちが訪れています。
この巨峰は、様々な人たちに守られながら、戦火をくぐりぬけ、今私たちの口に届けられているものです。
田主丸が巨峰の産地になるまでの感動的な歴史がつづられた「巨峰物語」という本があるので、興味のある方はぜひ購入してみてください。自分が見ている様々な景観も過去の歴史の積み重ねから成り立っているのだなと思い知らされました。
ワインを試飲させて頂きましたが、渋みがそれほどなく、巨峰のほのかな甘みがあり、普段ワインを飲まない私でもとても飲みやすいものでした。

April 16, 2012
市民ヒアリング【柳川/高尾】


研究室では、今年から新しいプロジェクトが始まりました。
高尾が西鉄大牟田線の柳川駅とその周辺のデザインを検討する会議の委員になったことがきっかけです。
新しく整備される東西の駅前広場では、これまで全国で行われてきたような交通機能に限定した整備でなく、
オープンスペースを出来る限り確保しながら、多様な要請に応え、柳川のまちづくりに貢献するような整備を目指しています。
柳川駅の乗降客数は減ったと言えど約12,000人/日で、通勤・通学や観光で多くの人びと行きかいます。
ここでは様々な出会いや交流が起こり、柳川市民や来訪者がタテにヨコにつながる、そうした舞台となる可能性があります。

柳川市では、駅が持つそうした可能性を一緒に引き出してくれる市民を求めて市民WSを企画していました。
高尾は、その運営に関してもアドバイスをすることになりました。
早速市民への個別ヒアリングを開始し、これまでに13回で、43名の方に意見を聴かせていただきました。
私の実感としては、これほどまでに熱意と行動力を持った人材が若手も含めてそろっている地域は珍しく、
皆さんが少しずつ力を出し合って協力できれば、駅を舞台に素晴らしい出会いが生まれるのではないかと思います。
そして、きっと駅前が、柳川らしく穏やかで、人の温かみに満ちた、素晴らしい風景に包まれるのではないかと。
そんな日を目指して頑張っています。
市民ヒアリング終了後、5月から市民WSを開催し、駅周辺の整備内容や利活用方法について議論していく予定です。

April 15, 2012
植樹祭【唐津/平野】

唐津みなと松原の会による植樹祭が行われました。
今年で6回目の開催です。

こどもたちが集まって、松の苗を40本植樹しました。


植樹の後はスタッフにより、紐で竹に固定していきました。

植樹の後は除草作業も行いました。

最後は、大島保育園児による大島太鼓が披露されました。

植樹祭はあっという間に終わりました。
植樹祭で準備をしてきた人たちの思いが伝わってくるように思いました。
こうした取り組みがあることで唐津がもっといい場所になっていくと思うとなんだかうれしいです。
みなさん、お疲れ様でした。これからも頑張っていきましょう!
○唐津みなと松原
http://minatomatsubara.blogspot.jp/
ちなみに、植樹祭が行われている中、
九大チームは近くで別の作業をしていました。

除草作業を行った場所の裏で石を掘っていました。
4人でやっと持ち上がるような大きな石です。
石を掘り出して活用するためにです。
はじめは利用することを目的として石を掘るつもりで行った作業、
しかし掘り始めてみると、
大きな石が堤防のようにずらっと石積みされているような痕跡がありました。
調べてみたら何か物語が出てくるような感じがする石積みが発掘された感じがします。
こうした石は是非この辺りで活用したいものです。
このまま埋まったままでいるよりもそうした方が石自体も、昔汗をかきながらこの石積みを作った人たちの思いも報われるのではないでしょうか。
そんな作業の後は先生のヨットでした。
最初セーリングして、その後キス釣りをしました。
幸か不幸か、唐津で仕事→ヨットの流れができつつあります。

そしてその後、先生の家に招かれ、釣ったキスを天ぷらにして食べたり、お酒を飲んだりしたのはまた別の話です。。。

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