風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
February 15, 2011
ヤンマーWG【唐津/西村】

今回は、玄海ヤンマー倉庫有効活用WG(通称:ヤンマーWG)の会議に出席してきました。
もちろん議題は、市の所有になった旧玄海ヤンマー倉庫を今後どのように利活用していくか
について。

今年度は、シャレットや海辺の祭典など、単発のイベントでのみ利用されていましたが、
来年度以降は更に継続的な利用を目指します。
目の前が海というロケーションと、倉庫特有の天井が高くて広い空間をうまく活かせないかと、
WGメンバーからはライブ会場、芸術家の製作活動場としての利用といった案が出ました。
平成24年度からの本格利用を目指し、来年度は試験運用的に色々な企画を試していこうと
画策中です。

February 5, 2011
現地調査【瀬の下/西村】

工事が本格的に始まった筑後川瀬の下地区ですが、新設樋管周辺では、
現況石積みをそのまま残す箇所、一旦壊して現況通りに復元する箇所、
新規に積む箇所が連続する設計になっています。
この箇所の詳細スタディを進めるため、現地調査に行ってきました。
現況石積みと復元、新設石積みがすりつく範囲を対象に3mピッチで石積みの勾配を
実測していきます。水準器と分度器を用いた即席の勾配測定器を使っています。

古いところでは1600年代の石積みが残る場所なので、石積みがはらんだり、
表面に草が生えていたりして、微妙に勾配が変化していきます。
その後、改修後の天端高や幅員の確認も行いました。

このデータをもとに、さらに詳細の検討を進めていきます。

February 3, 2011
現場【瀬の下/西村】

昨年度から樋口研が設計に関わらせて頂いている、筑後川瀬ノ下地区の護岸工事が
いよいよ着工しました。
新設される樋管とその周辺の護岸工事が行われますが、まずは漕艇場より下流側、
付け替え坂路(川表側)から施工が始まっています。

現況堤防に盛り土を行い、半練の石積みで仕上げていきます。
新規石積み部分でも、現況石積みで使われているものと同じ長崎県産の小長井石という石を
使っています。

川裏側、付け替え坂路の上り口ができる部分ももう家が取り壊され、準備が始まっていました。

瀬の下の現場にお邪魔する回数がどんどん増えていきそうです。

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