風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
February 28, 2011

修士論文審査会【研究/高尾】

いよいよ修士論文審査会当日を迎えました。
樋口研からは、荒巻君、牛房君、渡邉さんの3名が発表しました。

トップバッターは荒巻君。タイトルは「川港・瀬ノ下地区の盛衰に関する歴史研究」。
修士一年のときからプロジェクトで関わっていた筑後川瀬ノ下地区(久留米市)の栄枯盛衰の歴史をまとめて発表しました。
前日までの苦悩がうそのような立派な発表でした。
今後、研究成果はパネルとしてまとめていく予定です。市民の関心をひくかっちょいいパネルを期待していますよ。

続いて牛房君。タイトルは「廃線となった高千穂線の利用者が見ていた車窓風景」。
卒業論文のときから調査してきた高千穂線の風景について、引き続き修士論文でも調査し、その結果を発表しました。
高千穂線を日常的に利用していた住民の方々40人以上々にヒアリングし、そのオーラルヒストリーをまとめました。
研究成果は本としてまとめる予定です。心のこもったよい発表でした。

そして、最後は渡邉さん。タイトルは「湯布院町潤いのある町づくり条例の成果と課題―条例改正に向けて―」。
関係者へのヒアリング、行政資料の分析、関連文献の分析、現地調査等、膨大な量の作業を積み上げて、
これまで20年間運用されてきた町づくり条例の事後評価を行ないました。
これまで町づくり条例に関わり、これを支えてきた人々の思いの結晶のような論文となりました。
難しいテーマでしたが、発表もわかりやすく、上手に出来ていたと思います。
今年の修士論文は、例年以上に豊作であったと思います。
皆、自分自身の足でデータを収集し、自分自身の頭でよく悩み、考え、よく頑張ったと思います。
その努力が成果としてきちんとあらわれた素晴らしい一日であったと思います。まずはお疲れ様でした。

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