風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
January 27, 2011

デザイン専門家会議【唐津/西村】

唐津にはたくさんの部会やWGがあり、その分いろんな会議が常日頃開催されていますが、
今日はデザイン専門家会議に出席してきました。
デザイン専門家会議は、みなとまちづくり懇話会内の組織の一つであり、名前の通り
デザインの専門家の皆さんの集まりです。
唐津の港周辺で何か作る際に、デザインの立場からアドバイスを行います。
この会議があるおかげで唐津の海辺にできるものにはデザイン的な統一感が生まれるわけです。

今回の議題のうち九大的にメインは、みなとの安全・安心計画会議の方で議論している
海辺の転落防止柵のデザインについてです。(まつうらの鎖を持って帰って作っていたアレです。)
実際にモックアップをみなと松原Aゾーンに設置して、委員の皆さんに見て頂きました。

支柱は直径30cmの八女産杉で、キャップとベースは鋳物でつくることを想定しています。
今回は予算の制約を踏まえて、木材、鋳物、まつうらチェーンを使った案を提案しています。

モックアップでは、杉材は実物を用い、鋳物部分は木材やスタイロを使ってB4鬼塚が見事に
再現してくれました。

モックアップを見終わった委員の皆さんからは
・今でも十分な存在感があるので、これ以上ごっつくならないようにしたい
・チェーンの垂らし具合は再度検討が必要
・ベース部分の処理は詳細まで検討する必要あり
・コストも抑えられるし、見た目もソフトな感じが出せるので木の利用がいい
などの意見が出されました。
今回のデザイン専門家会議での意見を踏まえ、みなとの安全・安心計画会議にて再度議論されます。

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