風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
August 24, 2010

自治体学会に参加して【行事/高尾】

渡邉さんが報告してくれた自治体学会は、私も初めての参加でした。
とても充実したプログラムで、全てのセッションにおいて単なる知識の習得にとどまらず、
地域自治・地域主権、自治体・公務員に対する考え方まで含めて大変勉強になりました。
総じて時代は大きく動いているのだなと感じました。
そしてそれはこれまでに日本各地の自治体で行なわれた多くのブレイクスルー的取り組みの結果なのだとも思いました。
私自身は、地域の景観が真のローカリティを獲得するためには、
地域でその意味や価値を共有し、それを継承していくためのシステムを意志決定することが重要だと思い、
それはこの学会での議論とも関係するだろうなと思って参加し、その感をさらに強くしました。
この学会のメンバーともっと現場で連携しかなくてはいけないなと。
文化的景観を中心課題とした歴史学・民俗学・地理学・文化財学関係、共同体や合意形成を中心課題とした社会学・哲学関係、
そして、地域自治や地域主権を中心課題とした行政学・法学関係との交流。
さらには、生物多様性を中心課題とした環境関係、産業としての価値を超えた農林漁業関係も。
こうした他流試合を積み重ねていきながら、本当に地域づくりと密接に関係した景観の分野の展開を
目指していくことが、景観を市民に開かれたものにしていくためにとても重要だと考えています。

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