2009年9月24日10:00~
今年度第4回目の論文ゼミが行われました。
これからのプロジェクトのスケジュールの確認と
D論、修論、卒論についての議論です。
10月で研究室生活1年を迎える羽野さんは
テーマが再び高欄・親柱に戻ってきました。
まずはそれらのデザインの変遷を追って
大まかな特徴をつかんでいくことから始めるのでしょうか。
修論を書かねばならない筒井さんは卒論からのテーマである
市民参加の河川改修事業における粘土模型の効果について
さらに深く考えていくみたいです。
B4の西村さんは先日の田浦さんとの遠賀川打ち合わせを受けて
遠賀川を題材に整備から3年経ったことによる新たな利用や
「水辺」というものにフォーカスして書いていくみたいです。
深川くんは筑後川のプロジェクトに関連したテーマと
以前から語っていた地場材に関するテーマで悩んでいるみたいです。
今はいろんな人と話していろいろ考えてみる時期なのかもしれません。
いよいよ論文モードですね。
みなさん頑張りましょう!
M1もプロジェクト頑張ります!
出会いと発見DIARY
修士論文の研究テーマとしてOGの田浦さんが3年前に行なった遠賀川の利用状況調査。
時は流れ、遠賀川の風景も年々少しずつ変化を遂げている今年も利用状況調査を行うことになりました。
今日は今年の調査に向けて、現地を田浦さんとみてまわり、当時のノートを振り返りながら
論文作成で苦労した点や、調査を行ったときの留意事項、設計者の一人として関心が及ぶデータなどについて貴重な助言をいただきました。
設計して間もない頃とくらべて少しずつ水辺をつかって遊ぶ人が増えていたり、
いわゆる「シメシメ」な使い方ができている様子もみられて、田浦さんもうれしそうでした。
田浦さん、関西からわざわざお越しいただきありがとうございました。
9月15日に、「第3回 瀬ノ下地区樋門に関する勉強会」@九大が開かれました.
筑後川河川事務所さん、東京建設コンサルタントさんを招き、
今回は水天宮石垣下段部に関する調査、及び8、9月に催されたイベント事(筑後川花火大会、久留米流し灯篭、Eボートフェスティバル等)の利用状況調査、の報告を行いました.
水天宮の石垣に関して、文献調査や地質調査を行った結果、江戸初期に筑後川の巨岩掘削の大工事を行った際に切り出された石材が、石垣の材料として使われている可能性が高いということが分かりました.
しかし、正否を明らかにする為にはまだまだ追加調査が必要です.
水天宮近辺の久留米城、梅林寺に関する調査を含め、当時の久留米藩の石材の使用に関して調査し、史実解明していかなくてはならないと感じました.
イベント時の利用状況に関しては調査結果を資料、模型を用いながら説明しました。
今回の調査結果を分析し、考察した結果得ることできた、設計で配慮すべき留意事項を、九大の方から示させて頂き、留意事項、現案を踏まえた上で、3者間での意見交換を行いました.
数多くの意見を頂き、共にいいものを作って行くという意志が共有できている、と感じました.
次回は、通常利用状況調査および、住民の意識調査の結果を報告する予定で、それからいよいよデザインスタディへ移っていきます.
現在、九大では久留米市、住民の方を招いたワークショップを検討しています.
多くの方の意見を聞き、皆でこの事業のことを考え、
河川敷のみならず、周辺一体のことを考えたデザインの提案をしていかなくてはならない。
私自身、感じました.
こんにちは。
M1牛房です。
2005年の唐津から早5年、
2009年は大分県別府市で九州デザインシャレットが開催されました。
樋口研からは
スタッフとしてM1荒巻、牛房
参加者としてB4深川くん、西村さん
チューターとしてM2筒井さん
講師として樋口先生が参加しました。
住民WSでの深川くん
発表会前夜、パソコンに向かう西村さん
今年は初めてどの研究室とも関わりのない土地に
学生だけで乗り込んでいくということで
意気込みが空回りした稚拙な行動が目立ち、
多々各方面のみなさまにご迷惑をかけてしまいました。
そこは真摯に反省し、来年に向けて改善しなければならない点だと思います。
しかし、地元の方々の熱い支えのおかげで
なんとかシャレットを開催することができました。
ご協力くださったみなさま本当にありがとうございました。
また、シャレットへご協賛いただいた皆様にも
事務局を代表致しまして、感謝申し上げます。
シャレットの詳細はこちらをご覧ください。
遅ればせながらのご報告ですが、
9月2日から4日まで福岡にて、土木学会全国大会が開催されました。
樋口研究室では、その全国大会時の展示企画を担当しました。
テーマは「HANDS」。
明治期から昭和初期、土木エンジニアは、高い志と熱意、プライドを持って国土づくりに取り組んできました。この時代の手書きの図面一枚一枚からはエンジニアの意思と当時の技術の高さが伝わってきます。
今回の企画は、美しい図面を選出し展示することで土木の魅力・土木の範囲の広さや奥の深さを一般市民の方に実感していただくことを目的としています。
HANDSは昨年土木の日に東京で開催され、この度全国大会に合わせて九州版の展示を行うこととなりました。
九州にはたくさんの素晴らしい構造物が今でも現役で残っています。
その中から選定し、図面を収集しパネルにしていきます。
しかし、取り掛かり当初はどこに当時の図面が保管されているのかはまったく分からず、、
小さな手がかりをもとに九州中を探すものの、
なくなっているものもあり、、
破損しているものもあり、、
貴重すぎて外に出すことができないものもあり、、
何とか見つけ出すことが出来たのは、
「筑後川昇開橋」 「西海橋」 「河内貯水池」 「三池港」
そして、熊本大学の星野研究室にお願いし、「白水堰堤」 「三角西港」
合計10枚のパネルが完成しました。
合わせて、昨年の東京開催の中から、
「琵琶湖疏水」 「地下鉄銀座線」 「増田淳橋梁図面」
を展示。
場所はエルガーラ、パサージュ広場。
平日でも通行量が多い公開空地です。
その作戦は大成功。
土木学会関係者だけでなく、多くの一般の方々が美しい構造物の図面に見入ってました。
KL2の皆も見に来てくれました。
今回の展示は、イチ図面を展示したに過ぎませんが、
図面を探し、その構造物を設計した人物にフォーカスして文章を書いていく中で、
当時の技術者の国土づくり、土木への想いを垣間見ることができたのは貴重な経験でした。
今後、これらのパネルは日本中を巡回し、その土地その土地の作品が加えられていく予定です。
また、九州で再開する日を楽しみにしています。
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