3月9日に、「土木学会西部支部研究発表会」が熊本大学で開催されました。
九大景観研からは、昨年修了された深川さん、M1の平野、B4の行徳君の3名で発表しに向かいました。
私にとって学会で発表するのは勿論、学会という場に行くのも初めてでした。
どういう雰囲気なのかわからなかったので、不安と緊張をもちつつ、熊本まで運転していました。
各自の発表内容は以下の通りです。
深川さん「唐津みなとまちづくりにおける市民による公共物製作の試行的取り組み」
昨年執筆した修士論文を発表しました。トロッコ倉庫ができるまでが整理されています。
改めて振り返ってみると、苦労したこともたくさんあった中で
地元の方々の協力があったからこそできたのですが、
深川さんがあの倉庫を完成するまでのマネジメントを成したからこそ
あのクオリティのものが出来上がったのだろうと思いました。
行徳君「汎用建設資材を用いたユニバーサルデザイン歩道の開発研究」
今年執筆した卒業論文を発表しました。
卒論発表に比べて、発表がうまくなっていたような印象を持ちました。
平野「筑後川の水神祠群に着目した人々の暮らしと川との歴史的関係性の読み解き」
昨年執筆した卒業論文を発表しました。
研究のポイントは意識して理解してもらえるように説明できたと思います。
しかし質疑応答は、頭の中を整理することが意識できなかったため、冷静になって回答すればよかったと、反省しています。
今回、自分と同じような分野の研究発表を聞くのは初めてでした。
歴史の整理、事後評価、設計プロセスの整理といった研究の場合の目的、結論の設定、発表の仕方が見れたこと、
また、わかりやすいスライドの作り方、説明の仕方は発表会だからこそ見れるものだと感じました。
今回の西部支部は若手中心の発表会で、自分と同じ年代の人が発表しているので
来年度は修士論文に向けて参考にしたいと思いました。
出会いと発見DIARY
卒論発表まで残すところ「1ヶ月」程です。そこで論文ゼミを行いました。
今年の卒論発表は以下の2本です。
・鬼塚さん「国民的原風景考察のための調査・比較研究-日本人学生および外国人留学生を対象として-」
日本人学生、外国人留学生に対しアンケート調査を実施し、集計結果を分析する手法を用います。
分析には数式を用いています。研究室の学生、留学生は手法について理解できていなかったので、今回は鬼塚さんが分析手法に関してみんなに伝わるように説明をしました。
今回説明した内容を卒論発表の時間内にどのように伝えるかが重要になってきます。
・行徳くん「汎用建設資材を用いたユニバーサルデザイン歩道の開発研究」
研究室で整備に関わった長崎県の栄上為石線の事後評価の研究です。
1月8日に実施した「三和式ユニバーサルデザイン歩道の話し合い」のデータを基に研究結果をまとめます。
これから論文の構成を考える作業に移っていきます。
榎本さんも個別でD論ゼミを行っています。
論文生の皆さん、これから執筆、発表と大変な時期に入り、きついでしょうが頑張ってください!
今年、第1回目となる論文ゼミを行いました。
4年生の二人は
江副:人との関わりの中のまちづくり
行徳:公共空間のオープンスペース利活用のマネージメントについて考えたい
ということでした。
どちらも研究室に入ってから関わっている柳川のプロジェクトに関連させようとした内容で、自分たちの興味があることが今回のゼミであまり現れていなかったことが反省点でした。
はじめての論文ゼミということもあり、アドバイスに対して緊張しながら聞きながらも、終わった後も次の論文ゼミに備えようとしていました。
一体どんな論文を書くことになるのか、楽しみです。
前日の修論諮問会に引き続き、
卒論の諮問会が行われました。
本研究室からは、石井、平野の2名が発表を行いました。
先に石井君が発表を行いました。
研究のテーマは「五島市三井楽町における円畑の形状変化とその要因ー1948~2006までについてー」
というものでした。
円畑(まるはた)と呼ばれる独特な形状の畑の
文化的景観としての価値を評価するため、
その形状変化について航空写真や現地でのヒアリングを元に研究しました。
発表本番でも、大変落ち着いて研究成果について説明していました。
次に発表したのが平野君です。
テーマは「筑後川の水神祠に着目した人々の暮らしと川との歴史的関係性の読み解き」です。
筑後川流域に多数存在する水神祠一つ一つについてヒアリングを行い、
さらに江戸時代の川絵図、文献からその立地特性を明らかにしました。
膨大な量の調査結果を規定時間でいかに伝えるかに苦労していたようですが、
練習の甲斐あって無事発表できました。
二人とも研究したことを存分に伝えるいい発表でした。
論文本体の仕上げが残っていますが、
ひとまずお疲れ様でした。
卒論研究はもう少し続きますががんばってください。
修論諮問会が行われました。
我が研究室からは、
深川さん、西村さんの二人が発表を行いました。
先に発表を行ったのは西村さん。
「湯布院町温湯区における共有物の維持管理体制と合意の仕組み」と題して発表を行いました。
研究室プロジェクトの会議などで見せているプレゼンの腕をいかんなく発揮し、
スムーズに発表をしていました。さすがです。
二番手は、深川さん。
「唐津みなとまちづくりにおける市民主導による社会基盤整備の試行的取り組み」
と題しての発表でした。
今年度の夏から秋に掛けて建設した、トロッコ倉庫の総括をまとめ、発表しました。
建設に際して苦労したこと、地元住民に助けられたことなどを力強く
発表していました。
質疑応答の際には、先生方からも今後の同様な取り組みに活かせる
多くの発見があるのではないかとのコメントもありました。
論文本体の提出までもう少しありますが、
ひとまずお疲れ様でした!
明日は卒論発表。4年生の発表も楽しみです!
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