風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常を、その時々の現役学生の目を通して、お伝えしていきます。
March 11, 2013
瀬の下高水敷プロムナード施工5【瀬ノ下/平野】

第5回目のコンクリート打設です。
前回は、コンクリートの乾きが速く、作業開始時には葉の型がうまく押し込めない状態でした。
そのため、きれいに仕上がっていませんでした。

今回は反省し、生コンを流し込むときには待機しておき、ほうき目の作業をする流れに合わせて葉の型を置いていきました。
ほうき目は左官さんがコンクリートの乾きを見て作業を開始します。
このやり方なら、コンクリートの固さも丁度良くうまく葉の型を置いていけました。

この場合に注意することは、深く押し込みすぎないようにしないといけません。
また、コンクリートの乾く時間は天候、気温によって異なることも注意しないといけません。
コンクリート打設も残り2回です。

May 19, 2009
現場見学【嘉瀬川ダム/筒井】

以前この場所を訪れたのは昨年の7月31日。
それからおよそ一年が経過し、私以外の学生は始めてこの現場を訪れました。
▼2008.7.31

▼2009.5.19.

昨年度末にダム景観検討委員会で議論されなかった詳細部分
(主に天端道路から上に見えてくる部分)についてデザインの提案を行いました。
今日は進捗状況の打合せを行いました。
その後工事事務所の方に現場を案内していただきました。
本ダムの堤体のコンクリートの打設は約80%完了し、
以前訪れたときからかなりボリュームアップしていました。
この日もあちこちで同時多発的に工事が行われ、
堤体打設のためせわしなく重機が動いていました。
本ダムのあとには副ダムの見学に。
現場は緑豊かな以前の風景からコンクリートが縦横無尽に張り巡らされた
まったく別の風景に変わっていました。
▼2008.7.31

▼2009.5.19.

研究室は堤体及び周辺の地形の造成のデザインにアドバイスを行ってきましたが、
使用する石について問題が発生したことや工期的なものから結局はもとの案に。
奥に見えるコンクリートの塊は副ダム工事の特徴であるCSG工法の試験施工を行っています。
現場発生の骨材を使用する工法で、
本ダム工事で発生した骨材の余りを破砕することで建設費用の削減、環境保全を狙っています。
ダムは長期的な議論のもとでできあがることが多い上に、
巨大ゆえに軽微な変更なつもりでも構造体に与える影響は無視できない。
その上、立地する現場次第で工事がどう転ぶか読みづらく施工段階の対応も難しいなど…
打合せや現場を見ることで、トータルデザインに一貫性をもたせることの難しさが
少しだけ理解できたと思います。
当時の技術者がそのときの世論の要望に全力で向き合った末がこの形。
過去と現在の彼らの現状を察することも浅学ながらも行うようにしてきた。
だれかを責めることはできないけれど、もう少しなんとかならなかったのか。
私は来年から施工の現場にどう向き合い、そして受け入れていくか。

January 15, 2009
打ち合わせ 【嘉瀬川/筒井】

昨年末、今年にはいって一度打ち合わせが行われ、
今回は本ダム、副ダムの残りの工期の中でデザイン検討ができるか
図面をみながら議論をしました。

本ダムはすでに堤体が半分近くできあがっているので
できることは基本的にはゲート操作室といった
ダムの上部に出来上がるものが基本になります。
しかも、大きく構造を変えることができないので、
仕上がりの形状の工夫を行っていくことになりそうです。
細かいことだけれど大切なことです。
副ダムについては管理用道路を通す箇所の一部に
平場ができるのでそこを訪れた人にとって公園となるようにつくる提案をします。
副ダムの堤体で使いたいと提案し、事務所の方々が探してくれた玉石を
ここに使おうという案も出ました。
今後は確認した項目について提案を行っていきます。

December 19, 2008
嘉瀬川副ダム打合せ【嘉瀬川ダム副ダム/筒井】

今年度で設計が終わる嘉瀬川ダム・副ダムの打ち合わせです。
今日は今年度残された時間の範囲でどういう検討ができるかの整理を行いました。

副ダムの堤体には石を張ることを検討していましたが、
掘削に伴う現場発生の石が少なかったり、
構造的な強度が懸念され、見送られることになりました。
また、ダムの堤体を土で覆い、構造物のインパクトを小さくすることも
考えていましたが、現場の土量と予算の関係上これも見送られました。
このほか本ダムについてもいくつか確認事項があったため、
年が明けてから再び打ち合わせを行います。

August 30, 2007
嘉瀬川ダム打ち合わせ【嘉瀬川ダム副ダム/筒井】

今日は嘉瀬川ダムの打ち合わせ。
提案していた堤体の石貼りについて確認を行いました。
単に石を用いるといってもその形、種類、大きさ、積み方などには地域ごとに様々な違いがあり、その地域の文化を表現しているとも言えます。
今回提案する石貼りも地元の石を使って、地元に伝わる石の積み方を取り入れた設計が目標であり、付近の棚田跡からそういったものが見つかればいいなと思います。
最近見かけた例。
星野村で見かけた積み方

厳原で見かけた積み方

その他にも副ダム周辺の植栽については地元の人たちと関わりながら進めていきたいといった意見の交換も行いました。
本ダムについては堤体にスリットを入れる提案を行っています。
・before

・after

スリットが入るだけでかなり印象が変わると思いますが、どうでしょうか?

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