風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
September 28, 2015
大島里山づくりの記録【唐津(みなと里山の会)/鮫島】

こんにちは。

修士1年の鮫島です。
先日27日は、唐津の大島で里山づくりイベントを開催しました。
朝10時に大島公民館に集合して、スタートです。


まずはみんなで自己紹介です。
今回は、5人の九大生が新たに活動に加わってくれました!
挨拶が終わったところで、軽トラに分乗して山頂に大島市民の森に出発です。

公園の山道を軽トラで上がるのはとてもスリリングで、写真左の師岡さんいわく「まるでジェットコースターのよう」だそうです。
途中、罠に捕まったイノシシも見られて、みんな大興奮の様子でした。
山頂に着いたら、早速作業開始です。
今回は、力仕事の伐採チームと料理担当の料理チームに分かれて作業しました。
伐採チームは、チェーンソーやノコギリを使って、山頂からの眺望を阻害している木や、
貧弱な木をどんどん切っていきます。

立っている木を倒すのは、難しく危険な作業なので、大島の方々が担当してくれました。
僕は、倒れた木を薪割りできるように、120cm程度の長さに玉切りしていきました。

以前このブログでも書いたように、僕ら景観研の学生はチェーンソーの扱い方を糸島市の糸島林業研究クラブの吉村さんらに
教わっていたので、ここ大島でもその技を発揮することができました。(チェーンソー講習のブログ:http://project237.exblog.jp/22010021/)
とても危険なものなので集中することが大切ですが、だんだんコツをつかんでいく過程が実感できました。
木を切るのは力のいる仕事ですが、美味しい自然の空気や、木々の間からわずかに見える唐津の海の風景にとても癒されました。
一方料理班は、調理するための火おこしから開始です。
ガスコンロでも火はつきますが、そんなものに頼ってはいけません。
自然の中に転がる石や木を使い、一から自分たちの手で火を起こします。
みんな楽しそうに窯作りに取り組んでいました。樋口先生のアドバイスもあって、下の写真のような立派な窯が出来上がりました。

これで準備完了です。今回のメニューは豚汁です。
料理が出来上がったところで、伐採チームと合流してお昼ご飯休憩です。
料理チームが作ってくれた豚汁に加え、安岡さんが大島特製おにぎりやサバ焼きを作ってきてくださいました。


天気にも恵まれ、自然の中で食べる豚汁やサバ焼きは格別でした。
腹ごしらえしたら、午後の作業の開始です。みんなで伐採を続けました。
玉切りした木は軽トラックの荷台に積んで、山の下まで下ろさなければなりません。
なかなか力のいる作業ですが、地元のおじさんたちと学生たちが協力してやってくれたおかげで、
楽しく、スムーズに終わらせることができました。

やはりたくさんの人が集まってやると、力仕事も楽しいものですね。
作業の進む量も人が少ない時とは段違いで、達成感もひとしおでした。
午後の作業が終わると、デザートの焼きマシュマロが待っていました。
午前中に作った窯の上でマシュマロをあぶり、それをクッキーに挟んで食べたりココアに浸して食べたり、というものです。

この焼きマシュマロは、景観研4年生コンビが考えてくれました。
学生にもおじさんたちにも大好評で、「大島の秋祭りでも是非出店してくれ」とオファーをもらっていました。

最後にみんなで集合写真を撮って解散です。
まだまだこれからの大島里山づくりですが、今回のように楽しく少しづつやっていけてらいいなと思います。
みなさん、お疲れさ
までした。
August 26, 2015
大島樹木伐採【唐津/工士】

8月23日は第1回大島樹木伐採でした。

先月は台風のため中止になってしまい残念でしたが、今回はお天気にも恵まれました。
先日チェーンソー講習会をしていただいた糸島林業クラブの吉村さんとその息子さんも参加していただきました。
今回が大島の樹木を切る最初の機会だったので、心強い限りでした。
九大の学生も3人参加してくれたので、大島の方と九大景観研も合わせて15人ほどで作業しました。
頂上公園の一角を2時間ほど伐採し、眺望がとても素敵になりました。
結果が目に見えるのはとても嬉しく、みんな笑顔でお互いを労い作業を終えました。
その後、薪割り機の試運転をしました。
薪割り機を使用するのはほとんどの人が初めてでしたが、簡単に使用できて薪が完成するので感動しました。
次回以降伐採した樹木をこの薪割り機で薪にしていこうと思います。
その薪をお土産として参加してくださった方にお渡しします。
回を重ねるごとに参加者が増えてもらえるよう工夫をし、より楽しい活動にしていきたいと思います。
ご参加お待ちしております。
August 10, 2015
チェーンソー講習会【唐津(みなと里山の会)/鮫島】
こんにちは。修士1年の鮫島です。

報告が遅れましたが、先日、チェーンソー講習を受けてきました。

唐津の大島で行っている里山づくり活動の一環で、地元の皆さんと
樹木や竹を切っているのですが、その活動に少しでも貢献できるようにと
景観研でも一台チェーンソーを購入したのです。
安全に、正しい使い方を学ぶために、糸島市林業研究クラブの吉村正春さん、
松本洋子さんらの元を訪ね、チェーンソー講習会を開いていただきました。
まずはチェーンソーの正しい作動のさせ方を学びました。オイルは正しく入っているか、エンジンの掛け方は
適切であるかなど、細やかなところまで丁寧に教えていただきました。

次にチェーンソーのメンテナンス方法の講習です。どんな道具にも共通して言えることですが、正しい知識で
適切なメンテナンスを行わなければ、すぐにダメになってしまいます。とても貴重な講義でした。

お昼ご飯休憩の後は、いよいよ実践研修です。一人ずつエンジンをかけていきます。みんな少し緊張している様子でしたが、
糸島市林業研究クラブの皆さんが近くで安全に気を配ってくださっていたので、安心して取り組めました。
エンジンをかけられるようになったら、いよいよ木を切ってみます。最初は短い木を横にして、「玉切り」から始めます。
何回かやってみるうちに、少しずつ簡単に切れるようになっていきました。

次はいよいよ立ち木の伐採です。
吉村さんから、どんな木を切ればいいのか、どんなことに気をつけなければならないのか、など基本的なところから
教えていただきました。木は一本一本の大きさや形、生えている斜面の状態や周囲の立ち木との関係などが異なるので、
注意深く丁寧な見極めが必要となるのです。

一人一本ずつ切ったところで今回の講習は終了しました。
チェーンソーを扱うということは今までどこか遠い存在でしかありませんでした。
実際に山に入り、自分の手でエンジンをかけて、木を切る。
この一連の作業を通して、その奥深い楽しさに心惹かれました。

このような貴重な体験ができたのも、糸島市林業研究クラブの皆さんが常に私たちの安全に気を配り、
丁寧に指導してくださったおかげです。皆さん本当にありがとうございました。
今後も少しずつ練習を重ねて、卒業するまでには立ち木を自分の力で切れるようになりたいです。
June 17, 2015
大島夢プラン完成にむけての話し合い【大島/大瀬】

ついに「大島夢プラン」の完成が近づいています!

大島に住む方々の意見をもとに、大島の抱える課題や将来の大島についてまとめ、今後の活動の源にしていくのが、この「大島夢プラン」です。

今日は、大島夢プラン作成に関わる方々に見ていただき、改善点を話し合いました。

みなさん大島夢プランをじっくりと眺め、とても喜んでくださいました。

この大島夢プランを一つの切り札として、今後の大島の活動がさらに活発になり、すてきな里山にするお手伝いをしていきたいです。
話し合いに参加してくださった方々、ありがとうございました。

May 26, 2015
竹伐採活動・釣り【大島/大瀬】
5月24日(日)唐津・大島

やはり、山の上から見える海や島や半島は絶景です。現在の大島は、農地が減り手入れが行き届かなくなったため、竹や木が生い茂り、山道から海を見渡せる場所がほとんどありません。

来月伐採を行う雑木の選定をしました。これらの木から薪を作ります。
竹や雑木の伐採を行い、広場や眺望を確保し、またかつてのような人々が集まる素敵な里山に戻していきます。

竹伐採の様子です。

竹・雑木伐採の活動は、人手が不足しています。
大島に住まわれている方々、大島に興味を持っていただける方々、九州大学の学生など
今後はさらに仲間を増やして活動していきたいです。

午後は、先生のボートでキス釣りをしました!

樋口先生と学生6名、当初の目標はキス30匹

キスの天ぷらを楽しみに、約2時間粘った結果がこちらです・・・

上の2匹は私(大瀬)が釣りました!!
もう1匹はジョンさん!
目標の1/10しか釣れませんでした。
リベンジ大会が必要ですので、先生また連れて行ってください。

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