風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
December 5, 2009
みんみん丸復活【ヨット/荒巻】

先日,船底の清掃のため,
唐津の湊漁港にある「船甚」さんのところに陸揚げしておりましたみんみん丸が復活いたしました.

去年の3月から唐津のヨットハーバーにやってきて,
修学旅行生のヨット体験や,レーザーラジアル世界大会の観覧艇として
唐津の港で活躍したみんみん丸の汚れを,
研究室メンバーで綺麗にしてまいりました.
みんみん丸が海に戻る日,
船甚さんでは,型枠が外された漁船のFRP船底の姿を見ることができました.

写真はシャフト用の穴を空けるために,船の中心を出しているところです.
今回,数日掛けて清掃作業を行いましたが,
その間に,地元の船乗りの方々と話をすることができました.
唐津には船が多いが,オーナーの高齢化や,
クルーの不足により,なかなか船を海に出すことができないようです.
みんみん丸には若いクルーが大勢いて,
今年は30回ほど海に出ており,
その数は他のオーナーの方からすると偉業のようです.
この状況はとても幸せなことでしょう.
唐津の港を,ヨットをまちづくりの一つの鍵としてうまく利用するためには,
地元の若者たちにクルーとして海に出てもらうことが一番重要なこと.
オーナーは若い人たちにヨットの乗り方を教え,新しい海の楽しみ方を伝える.
地元の若者たちはクルーとして,オーナーの手助けをする.
このギブアンドテイクの形が唐津に定着すれば,
今よりももっと,賑やかな港になるのではないでしょうか.
なにはともあれ,無事に船底の掃除と塗装を終えたみんみん丸は海へと戻っていきました.



来年は草レースも増えるようなので,
来年のM1・B4をビシビシ鍛えないといけないなと,実感いたしました.
それでは.

June 5, 2009
修学旅行【ヨット/深川】

ヨットプロジェクトを立ち上げて、数ヶ月・・・。
ついに、日々の特訓の成果を示す時が、1つやってきました。
去る6月1日に関西から唐津へ修学旅行に来ている中学生達を乗せて、
ヨットの体験学習を行いました。
ここ最近ではほぼ毎週末行われてきた、ヨット特訓。
ここ1、2週間はこの日に備えて、中学生を乗せた予行練習や、万が一を考えての人命救助等を時間をかけて
練習してきました。
そして、当日。
メンバーは、船長:樋口先生、クルー:マツヨシさん、筒井さん、深川。
天気にも恵まれ、風はあるけど、大きな波がない最高のヨット日和の中、いざ出港。

ヨットの進む原理や、操縦の段取りについて説明をする先生。
中学生は、初めて乗る乗り物とあってか、真剣にそれを聞いている様子。
そして、いざ操縦体験へ。

舵を先生、メインセイル(一番大きな帆)をマツヨシさん、ジブセイル(もう1つの帆)を筒井さんと深川が担当し、
中学生に指導を行っています。
操縦ももちろん初めてなので戸惑いがあった様ですが、みんな力仕事が多い中しっかり頑張っていました。

ヨットのスピードが増した時や、ヒール(大きく傾くこと)した時は、中学生みんな大興奮で、日に焼けようが、足が濡れようがおかまいなしに、ワァ、ワァとはしゃいで、楽しんでいました。
そこまでが第1陣。
第2陣は、こちらも少々指導の流れのようなものがつかめたため、スムーズに操縦の体験をさせることができました。


やはり、みんなヨットのスピードやヒールした時のスリルが大好物のようでした。
第2陣では、ヨットの話のみならず、中学生の恋愛事情にも立ち入り、先生を中心に地方を越えたコミュニケーションをとることができました。
ホントに関西人は元気がいいです。
中学生の皆さん、ヨット体験、お疲れ様でした。
第1、2陣ともに、みんな積極的に操縦体験に参加してくれて、とても喜んでくれていて、この経験が修学旅行の良い思い出の1つとなってくれたら幸いだと思いました。
また今回のヨット体験を通して、なかなか観ることのできない海からの風景が、唐津を思い出す時の1ページとなり、長くその風景を記憶に留めていてくれたらと、私自身思いました。
皆、どんな景色が目に映ったのでしょうか。
最後に、お休みの中加勢にしていただいたマツヨシさん、ありがとうございました。
また共に航海できる日を楽しみにしています。

April 29, 2009
週末の天気のいい日は…【ヨット/筒井】

週末ではないですが,休日です.
今回は佐藤,宮崎(初乗船),筒井にマツヨシさん(以前のクルー)が加わり,
頼もしい味方?を連れての乗船.

いつの間にか当たり前のようになってしまい
いまさら聞けなくなってしまった専門用語をここぞとばかりにたくさん教えてもらいました.
船の持ち主が変わってもつながりがあるのは,船乗りの心意気なのでしょうか.

今回も神が集まる島と書く神集(かしわ)島へ上陸.
この島のこの場所だけになぜ集落が形成されたのか.
そしてなぜ神集島という名前が与えられたのか….
韓国の海苔巻きとマツヨシさん手作りの船内料理を食べ
島民の方との楽しいときを過ごし,戦利品「わかめ」を引き下げ帰港.
見た目は単純な手法で動くヨットという乗り物は
本質的ゆえに風,海をみる方法を教えてくれる乗り物ですが
自然に対して少しは気が使えるようになるにはもう少し経験が必要です.私の場合は.

April 1, 2009
パイレーツ オブ カラツワン【ヨット/荒巻】

先日3月22日、
私、初めての体験をしてまいりました。
ヒントはこれ

そうです。ヨットです。
先日のブログでもアップされていますが、現在研究室メンバーはヨットの猛特訓中です。
今回の参加メンバーは

荒巻、牛房
そして

筒井さんです。
(「またの機会に…」実現しましたね!!)

もちろん船長は樋口先生。
天気にもめぐまれ気持ちよく風を受けながら、
まずはゆっくりと沖に出ます。
ちょうどお昼時だったので、沖に出つつ、船上でランチを取りましたが、
海の上で取る食事は、とても新鮮。
コンビニ弁当が地上の5割増のおいしさです。
沖に出ると、それぞれ持ち場につき、
連係プレーでうまく風を操り、前に進みます。
マストがうまく風をつかめないと、なかなかヨットは進みません。

うまく操舵して風上に船を進めるうっしー

筒井さんウォッチ中。前方に障害物(定置網等)が無いかを確認します。
実はこのポジションが一番大事なんです。
操舵・ウォッチ・メインマスト・ジブの4つの持ち場をそれぞれ持ち回りで一通り練習し、
唐津港に帰港。
帰りは風がやんでしまったので、マストをたたみ、
エンジンを使って帰りました。

風が穏やかな一日でしたが、なかなか体力を使いました…
もっと腕を上げないといけません。
次回をお楽しみに。

March 15, 2009
海からの景観【ヨット/筒井】


来年度の景観グループの新プロジェクトはヨットです.
樋口先生をチームリーダーに現在リアルに特訓中です.
この日も伊東さん,佐藤さんを連れて船を出しました.
(私はまた別の機会にでも…)
研究室選びに悩んでいる新4年生はこれを機会にヨットに乗船して
唐津の素敵な海からの景観を楽しんでみませんか?

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