風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
May 19, 2012
ベンチの部材加工 見学【コアセミナー/平野】

前回の授業では、ベンチの図面を決定しました。
図面は栗原木材店さんに送り、図面のように木材を加工してもらうようにお願いしました。
栗原木材店さんは唐津にある木材店で、地元の県産材を製材しています。
ベンチに使う木はもちろん県産材の杉です。
今回のコアセミナーでは、栗原木材店さんにお願いし部材の加工を見学させていただきました。
まず、木材を加工する木工所を見学しました。

これは栗原木材店さんから送られた角材です。
木工所では角材を注文した形に加工してもらいます。
この木工所の専門は鋳物の型枠を加工することだそうで、ベンチの加工は特別に受けてもらいました。
加工の仕方、加工に使用する道具の使い方の説明を教えてもらい加工の様子を見せて頂きました。


次に、栗原木材店さんに行き、丸太を角材にする様子を見ました。
ホームセンターで大量に角材を見ますが、
杉を角材に加工する様子は初めてみたので勉強になりました。
丸太を一本一本機械に通して加工していました。
最後に家を建てている現場を案内してもらいました。
栗原木材店さんで製材した角材が大量に使用されています。
建築に使われる木の使われ方についても教えていただきました。
今回案内して頂いた栗原さんには大変お世話になりました。
実際にその場に行って見るということ、そして栗原さんに説明して頂くことは本当に勉強になりました。
このような貴重な機会を設けて頂き感謝しております。
ありがとうございました。

May 12, 2012
ベンチ確認【コアセミナー/平野】

コアセミナーでつくるベンチのモデルとなるベンチを学生たちで見に行きました。

このベンチは過去に研究室の僕の先輩にあたる学生が設計したもので、
ベンチのモックアップを作って寸法を調整して出来上がったものです。
実際に座ってベンチの高さ、背もたれの傾きなどを体感し、
いまのベンチの座り心地や寸法について考えてもらいました。
結果として、今回のコアセミナーではいまの図面のベンチの寸法で作ることに決まりました。
そして、この図面を栗原木材店さんにお願いしました。
ベンチの部材を加工するのには2~3週間かかります。
次回のコアセミナーは栗原木材店さんに見学に行く予定です。

May 6, 2012
唐津現地視察【コアセミナー/平野】

今年もコアセミナーが始まりました。
今年のテーマは「国産材でベンチを作ろう」です。
木を使ってベンチを作り、木という材料について理解を深めてもらおうという趣旨の授業です。
できあがったベンチは唐津に寄付し、転落防止柵の前に座って海が眺められるように設置しようと考えています。
今日のコアセミナーでは学生と唐津を見て回りました。

まず、トロッコ倉庫がある公園に来ました。
以前、研究室でつくったベンチがプラットホームに設置されてあり、これは今回製作するベンチのモデルとなるものです。

転落防止柵の前に行きました。この辺りに完成したベンチを設置しようと考えています。
その後、トロッコ倉庫のモデルとなった歴史民族資料館、研究室で作った木橋を見に行きました。
バスセンターの中にあるお店で唐津バーガーを買って食べました。ここは昔からあるお店ということでおいしかったです。
そして、車で街中をぐるっとして、曳山展示場へ行きました。

ここはからつくんちで用いられる曳山を展示している場所です。ずらっと並ぶ曳山の迫力には圧倒され、その色合いには美しさを感じました。
コアセミナーの学生たちも唐津がどんなところか感じることができたのではないでしょうか。
ちなみに、お昼ごはんの唐津バーガーを買いにバスセンターへ入ったとき、「feel」というカフェで先生のお知り合いの方がいらっしゃいました。
feelとは、唐津で情報誌を発行し、その情報をもとにアンテナショップといてカフェも営業しているみたいです。
ブログもあるので唐津の情報を知りたい方はぜひアクセスしてみてください。
○唐津市周辺情報誌feelの気ままなブログ
http://ameblo.jp/i-love-feel

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