風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
September 1, 2016

俵ヶ浦半島トレイル調査【佐世保/榎本】

7月、8月にかけて俵ヶ浦半島トレイルの調査を行いました。
今回の調査の目的は3年前から毎年設置しているトレイルの道標やルートの状態を確認するためのものです。この調査結果をもとに今年度や将来に渡り、トレイルを活用して行くためにどのような取り組みをしていくか検討していきます。
約3年前に設置した俵ヶ浦町の道標です。杉の角材を使用し、防腐処理としてステインを塗布しています。正確には2年6ヶ月経過したところですが、乾燥による割れやねじのゆるみをのぞけばどの道標も良好な状態でした。基礎の固定の状態も問題ありません。夏場ということで、周辺の下草が伸びきっており、設置場所によっては道標が見えなくなるなどの課題も見えてきました。現在も耕作が続けられている農地の周辺は、イノシシ対策もあり定期的に下草が刈られている場所は、特に柱の状態が良かったこともあり、今後、地域の方を中心に行っていく維持管理を考えると、道標の設置場所についても工夫が必要であることがわかりました。
俵ヶ浦半島の4つのトレイルは海側を歩くルート、山に登るルートなど様々なコースが楽しめますが、もちろんアップダウンのきついコースもあります。夏の盛りに現地調査を行ったこともあり、水分を多めにとってもふらふらし、休憩ポイントの拡充は急務だと身に沁みました。
今年度はトレイルコースの目印となるタグの設置やベンチづくりなどの取り組みを地域の方やボランティアを募って行う予定です。
<ウォーキングイベント開催予定>
10月16日 コスモスウォーク
3月末 菜の花ウォーク
どちらも佐世保市展海峰スタートです。

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