風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
December 2, 2015
第二回北崎国際交流チーム会【北崎/スティーブン】

北崎の夢を語る会で分かれた三つのチームの一つである、国際交流チームは、11月30日に第二回チーム会を行いました。

今回の国際交流チーム会は、九州大学国際コースコーディネーターの田村さんが参加してくださいました。
11月21日に、「九大生に北崎を体感してもらう」ことと「北崎シェアハウスの第3期メンバーを探す」という目的で、留学生を対象として、北崎シェアハウスツアーを行いました。今回の国際交流チーム会の最初に、このツアーについての報告をしました。北崎の豊かな自然と地元の方々の優しさに、留学生たちはいい印象を持っています。中にはシェアハウスに住みたいというインド人の留学生もいました。
 
続いて、北崎国際交流チームの今後の具体的な取り組み案について、地元の方々、田村さん、私たち九大生と一緒に議論しました。田村さんは国際交流についてとても豊富な経験を持っていらっしゃるので、今回の国際交流チーム会で、たくさんの案が出ました。中にはグリーンマップというとても面白い提案も出ました。
 
グリーンマップは「地図を作る」という行為を通じて、暮らしているまちの環境にいいもの、環境に悪いものを地域の住民と調査しながら、世界共通の125個の「グローバルアイコン」と呼ばれる絵文字を使って地図に表すという環境マップです。北崎を起点として九州全体に広がる国際的なグリーンマップづくりチームができたらいいなとみんなで考えました。
 
 
今回の会議で決めた今年中にやる取り組みは、12月13日に開催予定の、英語版マップづくりのためのまち歩きと忘年会とです。12月13日の午前で留学生と地元の方々と北崎のまちを歩いてまわり、英語版のマップづくりを進めていきます。その後、留学生の自国の料理と地元の方々が準備してくださる料理を一緒に食べながら忘年会をやります。
 
長期の目標と今の段階でできることをきちんと決めた上で、次回の国際交流チーム会を進めていきたいと思います。

 

December 1, 2015
北崎の夢を語る会・シェアハウス活用チーム始動【北崎/鮫島】

11/11(水)は北崎の夢を語る会にて立ち上げられたチーム「シェアハウス活用チーム」の第一回目の集まりでした。

このチームは、北崎の唐泊にある空家を再利用した「シェアハウス」を北崎のために有効活用していこう、というチームです。
シェアハウスの1F部分は現在木板張りのオープンなスペースになっており、この空間をみんなで使い方を考えていこう、というのが当面の目標です。
いろんな人が好きな時に立ち寄れる保健室のような空間にしたい、という意見や、
子供達の学習塾として使ったらどうかという意見、いろんなイベントを開催する場所にしよう、という意見など様々なアイデアが出てきました。
そんな中でも皆さんの思いに共通してあるのは、「九大生を北崎に引き込む」というものです。これからさらに増えてくる九大生を北崎に引き込むためには、北崎側にも窓口となる場所が必要です。
また、現在板張りだけで少し寂しい雰囲気のシェアハウスの内装、外観を改装しよう!というアイデアがたくさん出ました。北崎を訪れた人が興味を持ってくれるような看板をつけたり、シャッターに絵を書いたりする、そしてそれ自体を一つのイベントとして開催し、大人と子供入り混じって楽しもうというような素敵な意見も出ました。また、1F部分を外から見えやすい空間にするために、シャッターの裏に引き戸をつけようというアイデアもありました。
夢を共有した上で具体的な動きも決まりだし、順調な滑り出しです。
これからの活動を楽しんでいきましょう!
December 1, 2015
北崎シェアハウスツアーを行いました 【北崎/河津】

11/21(土)、22(日)に北崎シェアハウスツアーを行いました。
昨年は九大祭の企画として出店させて頂き、キャンパスに北崎紹介ブースを設けての企画でした。
しかし今年は九大祭企画として出店できなかったため、九大祭同日にツアーのみ行うことになりました。
このツアーの目的は、
・九大生に北崎を体感してもらう
・北崎シェアハウスの第3期メンバーを探す
です。
糸島に九大が移転してきてから、元岡や九大学研都市は学生街へと姿を変えてきており、
生活の利便性はみるみる向上しています。
大多数の学生がそこで生活を送っていますが、
その中でも田舎暮らしや海に近い生活を送りたいと考えている学生が少なからず存在することが僕達の修士論文の調査で分かってきました。
そんな学生達にぜひ北崎を知ってほしい、
その思いでこのツアーを企画しました。
昨年の反省を踏まえながら、2ヶ月前からツアーの計画について北崎を考える会の皆さんと打ち合わせを行ってきました。
特に、参加募集を当日に行うのではなく事前に予約を受け付けることに重きを置いた計画としました。
また、ツアー時間を予めきっちりと決めることでスタッフの混乱を避けるようにしました。
ツアーは、両日13:00-14:30、14:30-16:00(一部13:00より連続)、16:00-17:30の三部構成で行いました。
内容としては、
・地元の方の車で九大ー北崎間のドライブ(往路:大原経由、復路:二見ヶ浦経由)
・唐泊周辺のまちあるき
・シェアハウス内部の見学
・恵比寿牡蠣BBQと北崎住民との交流会
です。
【1日目】
この日は留学生16人、日本人1人が参加してくれました。
僕たちシェアハウス居住者では全てを英語で伝えられないので、通訳のアシスタントとして研究室の春子とスティーブンが協力してくれました。


留学生の方達は、北崎の自然に興味を持ってくれたようで、北崎の雰囲気が日本らしく感じたようです。
やはり、住むとなると各々で課題も上がりましたが、その中でもシェアハウスへの入居希望者も1名現れ、海の近くでの生活に大変興味を持ってくれました。

【2日目】
この日は日本人14名と留学生1名が参加してくれました。
牡蠣を食べつつ研究室のプロジェクトの紹介や北崎シェアハウスの暮らしを見てもらいました。
釣りで何度か唐泊を訪れてくれている人もいて、シェアハウスの活用で釣り具を置いて欲しいという意見を頂きました。
北崎に住む事に関しては、キャンパスの遠さやシェアハウスという特徴を懸念している意見も有りましたが、1名の日本人の学生がシェアハウスに住むことを考えてくれたようです。


【まとめ】
今年は総勢32名の参加者の方が北崎を訪れてくれました。
キャンパスにブースは出せませんでしたが、事前の呼び込みに力を入れ、多くの協力があったおかげで昨年以上の参加者数となりました。
また、「住みたい」という反応を得られたことから、今年は去年に比べて良い結果が出たと思います!
ツアーに参加してくださった皆さん、ありがとうございました。
そして、このツアーを成功させるため汗を流してくださった北崎の皆さん、本当にありがとうございました!
来年もより一層良いイベントにするため、僕らの経験をしっかりと後輩達に引き継いでいきます。

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