風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
July 14, 2015
第一回北崎の夢を語る会(仮称)開催!【北崎/鮫島】

7月11日(土)、北崎公民会にて

第一回北崎の夢を語る会(仮称)が開催されました。
この会は、北崎の30年後を見据えて、
北崎がこんな風になったらいいなという夢を語り合い
実際に何かしてみよう、という集まりです。
北崎に在住している方を中心に30名ほど集まりました。
まず、この集まりの提案をした九州大学から企画の簡単な紹介がありました。
まずはみんなで北崎の歴史や昔の思い出を語る会を開こう、という提案です。
北崎のこれからを考えるにあたり、その出発点を今ではなく昔にすることで、
現状如何ともしがたい問題や自分のエゴの入った話は出てこなくなります。
そのあとは集まった一人一人が自己紹介をしました。

性別、年齢を問わず集まった30人それぞれの、北崎に対する熱い思いで
会はとてもエネルギーに満ちたものになりました。
まだ始まったばかりですが、今後がとても楽しみです。
July 13, 2015
海外で活躍するために、今すべきこと。今考えるべきこと。【土木と社会セミナー/鮫島】
土木と社会セミナー今学期最後の講師は
大成建設本社土木技術部部長の今石尚さんで、タイトルは
「海外で活躍するために、今すべきこと。今考えるべきこと。」でした。
今石さんが担当されたトルコのヨーロッパ部分とアジア部分をつなぐ一大プロジェクト
「ボスボラス海峡横断鉄道建設プロジェクト」のお話を中心に、
海外で仕事をすることの厳しさや知恵、求められる能力などのお話をしていただきました。
海底にトンネルの穴を掘るシールドマシンと、沈埋函を
直接結合させるという世界初の試みや、日本の常識が全く通用しない
トルコという国での暮らしのお話はどれも刺激的でした。
今石さんはお話の中では度々、「自分の常識にとらわれるな」
という風なお言葉を聞きました。
そのような心構えでいたからこそ、数々の世界初の試みを成功させ、
難しいと言われていた大工事をやり遂げられたのだなと思いました。
今石さん、お忙しいところ貴重なお話を聞かせていただき
本当にありがとうございました。
これで全12回の今学期における土木と社会セミナーは終了しました。
しかし、来学期以降も様々な魅力的な方をお呼びして開催します。
ブログや九州大学内(図書館前やウエスト2号館3階建設都市事務室前、ウエスト3号館8階廊下)
に貼る予定のポスター等を是非チェックしてみてください。
July 6, 2015
雨の中の松の枝きり【唐津/鮫島】

こんにちは。修士1年の鮫島です。

先週の土曜日は、みなと松原の会の作業日でした。
今回やることは、松の枝の剪定(せんてい)とあまり元気のない松の間伐です。
これをすることで、松林の見た目が美しくなることはもちろん、
養分の効率的な利用による成長の促進や、病害虫の繁殖の予防など様々な効果が期待できるそうです。
さすがに皆さんは慣れたご様子で、
どんどん作業は進んでいきました。
松原の会の高橋泉さんに教えていただいたのですが、剪定を行う際は、
はさみのせん断力ではなく、手とはさみを上手に使って、てこの原理を利用することにより
松の枝を綺麗に切ることができるそうです。
この感触にハマる人も多いそうで、僕もすぐにハマってしまいました。
一時雨脚も強まりましたが、誰一人として音をあげる人はなく、
予定の時刻まで作業を続けました。
最後はびしょ濡れの集合写真となりましたが、
みんなとてもいい笑顔で写っていると思います。
お疲れ様でした。
July 3, 2015
風景を通訳するしごと【土木と社会セミナー/鮫島】

今日の土木と社会セミナーのテーマは「風景を通訳するしごと」でした。

講師は、トレイルバックス代表の仲間浩一さんです。
仲間さんの職業は「風景通訳家」(Landscape Interpreter)
まちづくり活動の支援、地域を体験するイベントの企画運営、景観資源の専門的調査
などを仕事としてらっしゃいます。
お話を聞いて強く感じたのは、地方においてはマルチな能力が求められていること
様々な物事に好奇心を持つこと、でした。
これは第8回の講義、Roots代表の佐藤さんのお話ともリンクしており、
どちらも聴講した人は、より理解が深まったことと思います。
仲間さんの趣味であり仕事の一環でもあるマウンテンバイクや、林道の話、
好奇心の話など、様々な質問が寄せられていました。
仲間さんの講義の中で、僕が最も印象に残っているのは、
「景観」の役割についてのスライドです。
景観は、過去(歴史や伝統)と現在をつなぐ役目を果たしている、
という言葉に、とても深いものを感じました。
仲間さん、お忙しいところありがとうございました。
次回は今学期最後の土木と社会セミナーです。
講師は大成建設本社土木技術部部長の今石尚さんで、
「海外で活躍するために、今すべきこと。今考えるべきこと。」です。
興味のある方は、九大の生徒であるかどうかに関わらず、
どなたでも受講することができます。
会場は、伊都キャンパスW2号館2階自習室です。
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