風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
June 18, 2015

東日本大震災後の強靱な廃棄物処理システムを目指して【土木と社会セミナー/松浦】

先日、土木と社会セミナーの第8回講義がありました。

今回のゲストは、国立環境研究所資源循環・廃棄物研究センターの
センター長を務められている大迫政浩さんです。
東日本大震災から四年以上が経過しましたが、以前として瓦礫が放射性物質の除去の進まない地域は残っています。
そのような災害廃棄物の処理について我が国がどのように取り組んできたか、
これから私達の社会がどのようにこの問題に取り組んでいくべきかについてお話いただきました。
大量の混合廃棄物の処理の技術の一部や除染の方法などの技術的な面から、
災害廃棄物の処分場の場所の問題や、国の施策などのソフト的な面までを包括した内容でした。
会場からも質問が飛びだしていました。
例えば、「中間処分場に一時保管されている放射性廃棄物は最終的にどうするのか?」や、
「最終処分といっても地下深くに隠すだけで根本的な解決にはならないのではないか?」など、
まだまだ解決に至っていない問題を指摘して尋ねる人が多かったように思います。
これらの質問に、「正しい回答はまだありません。」と大迫さんはおっしゃってました。
しかし、私はこういったことに問題意識を持って社会に出て行くことは、
これからの世の中できっとその人にとって力になると思います。
次回は、「地域活性化の現場と事業プロデュース」というテーマでRoots代表の佐藤直之さんをお招きします。
興味のある学生はどなたでも聞けますので、ぜひご参加下さい。
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