風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
August 26, 2013

①木の伐採

まずは、栗原さんに唐津市の山に連れていってもらい、木が伐採される現場を見に行きました。
最後に完成するベンチも全てはここから始まります。
TAという教える側の立場ではありますが、この授業を通してベンチが完成するまでに実際にたくさんの人、現場を経ていることを実体験できたのは大きな学びでした。
また、1年生もそのことを見学、製作を通して感じてくれていれば良いなと思います。

山の上の方から見た写真です。
木を伐採するための準備として、伐採した木を下に集積できるようにワイヤーを張ります。
この作業だけで数日はかかるそうです。
準備が終われば、山に登って伐採、枝払いをして、木をワイヤーで下に降ろします。
降ろした木は、スギ、ヒノキやまっすぐな木、曲がった木など仕分けして、ダンプで木材市場に持っていきます。
この山の木を全て伐採し終えるまで半年くらいかかるそうです。
伐採が終えたら、植樹を行い、木が成長したら伐採するというサイクルを数十年単位でまわしているそうです。
急峻な山での作業はとても大変だと思います。

降ろした木を仕分けする重機を実際に操縦させてもらいました。
使い方を教えてもらった後に玉切りした木を動かす作業をしました。
みんな初めての経験なので、戸惑いながらも楽しそうに操縦していました。

現場で働いている人に話を聞くことで、オリエンテーションで聞いた日本の林業の現状について、実感がわいた部分があったと思います。
木材の値段が安くなったことなどは知っていましたが、木材市場で売れない曲がった木が半分以上もあることを現場に行き、初めて知りました。
このような木はチップ用として売るらしいのですが、最近はチップ用としても売れなくなってきているという現状があるそうです。何か良い利用方法はないのでしょうか?
素人目で見る限りでは、イスやテーブルとして利用できそうと思いました。
この見学を通して、木を山から伐採する工程、林業の経営、木の良さについて教えていただきました。
ありがとうございましす。
伐採したばかりの木は匂いが良く、森林の中はとても気持ちがよいものでした。

①木の伐採へのコメント

コメントを追加

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  • お名前
  • メールアドレス
  • コメント*

ENTRY
CATEGORY
ARCHIVE