風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
May 1, 2013

瀬ノ下現場見学【瀬ノ下/鍜治】

こんにちは。
今年度から配属されました学部4年の鍜治昌男と言います。
研究室に配属されて、約2週間が経ち、充実した日々を過ごしております。
本日(4/17)は「筑後川河川事務所での会議」、「瀬ノ下(筑後川)」、「嘉瀬川ダム」の3つを見学しました。
最初に筑後川河川事務所での会議を見学しました。

会議では景観カルテや川の区分に関しての話が多数出てました。
この会議の内容を理解するにはいろいろと勉強する必要がありそうです。
事務所の方々、先生の筑後川に対する熱い思いを感じました。
次に、先日工事が完了した筑後川の瀬ノ下に行きました。

護岸部、河川敷、住宅、水天宮、樋門のそれぞれが個性を持ちながらも、風景として全体がまとまっていました。
風景というのはその周辺の地域特性、文化特性などといった表には見えない要素を取り込むことで、
より風景として人が美しい、きれいであると感じるということが分かったような気がしました。
足下に目をやると、研究室のブログで見たように、床に葉っぱやハートが象ってありました。
一緒に行った先輩方は自分たちが考えたものということだけあって、大変嬉しそうに写真を撮っていました。
僕も自分の考えたことが実現するという喜びをぜひ味わってみたいものです。
法面の岩石は現在見えた状態ですが、これから時間が経つにつれて、岩石の間から草が生え、
法面がすべて草で覆われたときの風景はどんな風景になるんでしょうか?
最後に嘉瀬川ダムのグランドアンカーの見学に行きました。

上の写真は、ダム周辺道路の斜面に取り付けられているグランドアンカーの写真です。
この距離からでも1つ1つアンカーがはっきり見え、目立っていることがわかります。
アンカーには小さな円断面から手裏剣のようなものなど様々な種類のアンカーが複数の箇所に設置されていました。
もちろん機能性も考えなければなりませんが、景観的観点で考えると、目立たないアンカーが理想だと思われます。
現時点では目立っているアンカーが時間経過とともにどのように見えてくるのか楽しみです。
これまでは、景観といっても街の中の景観にしか興味ありませんでしたが、
今日の河川、ダムの見学を通して、これらは街の景観と違った魅力が隠されていることに気がつきました。
短いようで長い一日でしたが、大変貴重な時間を過ごすことができました。

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