風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
April 4, 2013

水産埠頭線の基本設計図

標準断面です。一般的な車道の両側ではなく中央に雨水排水溝を配置しています。これは、側溝の存在が歩車道の境界として見えることを嫌ったのと、そしていかにも車道的なかまぼこ型の断面を嫌ったためです。
歩道部は、海辺の既存プロムナードと同じレンガ舗装にし、車道部は、技術的にはチャレンジでしたが大振りな玉石洗い出し舗装としています。玉石は唐津の海岸の砂と同じ錆び石を用いています。アクセントとして雨水排水溝の上と歩車道境界にピンコロ石を配置し、さらに道路軸方向にピンコロ石のボーダーを設けています。

同じく平面図です。今回施工する歩道の幅員は3.5mですが、将来的には20mまで拡幅し、東港エリアのメインの歩行者軸になる予定です。

設計の作業は樋口准教授指導のもと研究室の学生全員で行いました。この写真は、学生が描いた図面に樋口先生が修正点を書き込んだものです。サイズの決まっているレンガ、ピンコロ石を施工範囲の中でどううまくの割り付けるかで一番苦労したようです。
こうしたキャッチボールが約一週間の間に何回も続きました。

水産埠頭線の基本設計図へのコメント

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