風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
June 15, 2012

第1回西鉄柳川駅周辺市民ワークショップ【柳川/行徳】

第1回西鉄柳川駅周辺市民ワークショップがありました。
ワークショップとは、近年用いられるようになったまちづくりにおける住民参加の手法で、住民が中心になって地域の課題を解決しようとする場合によく用いられます。地域にかかわるさまざまな立場の人々が自ら参加して、地域社会の課題を解決するための改善計画を立てたり、進めていく共同作業とその総称です。
今回の場合は、西鉄柳川駅周辺の整備において駅をどういったものにしていくのか?駅をまちづくりにどういった形で結びつけていくのか?を市民、市役所、専門家など様々な立場の方に参加してもらい、意見を交換していくものです。
今までヒアリングでうかがったお話や、柳川に関する資料を元にどういった流れのワークショップになるのかを考えながら、市役所の方や専門家チームと話し合いを重ね準備をしてきました。
第1回目ということで、参加者や事務局の顔合わせと駅周辺事業における市の狙いやまちづくりの方向性を参加者に伝えることを目的としています。
九大は、高尾さんが司会者で、学生はファシリテーターという役でワークショップに参加させていただきました。ファシリテーターとは議論に対して中立な立場を保ちながらスムーズに調整し、合意形成や相互理解に向けて議論がされるよう調整する役です。
グループ作業は顔写真付きの自己紹介シートを使っての自己紹介と「街の魅力と課題」をテーマに柳川市の良いところ、悪いところを25個ずつあげてもらいました。

グループ作業は積極的に発言される方が多く、様々な意見がたくさんでました。
最後に意見の発表が各班からありましたが、皆さん内容を簡潔にまとめていて分かりやすい発表でした。
この作業を通して柳川に関する知識やとらえ方を参加者同士で共有していくことにワークショップの意味があります。
今回はファシリテーターとして参加させてもらいましたが、意見が活発になってくるとついていくのがやっとで、交通の専門家の五十嵐さんに助けてもらいました。もっと勉強してワークショップの流れや意味を考えていかなければならないと感じました。
これからもワークショップが続いていくのでもっとたくさんの人に参加してもらい、柳川の駅やまちをより良いものにするための意見の交換ができるように、九大がお手伝いしていきます。また、このワークショップを通して、柳川で新たな繋がりができ街全体が活性化するような流れができれば良いなと思います。

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