風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
May 19, 2012

進捗状況確認【筑後川瀬ノ下地区/平野】

瀬ノ下の現場へ進捗状況の確認に行きました。
この日は川表側の石の階段を積み始める工程でした。この日一番の確認ポイントです。
ここ瀬ノ下地区は川港として筑後川の水上交通の拠点だったという歴史があります。
その当時の姿の石積みが現在も残っており、この石積みに合わせて周辺の整備を行ってきています。
今回新設する階段も、既存の石積みに合うように石の階段にすることになっていました。
この石段に使用する石は、石屋さんが加工してきて現場で積んでいくことになっています。
積んだときに見える部分は既存の石積みと合う様に表面を加工しています。
しかし、石の角は石をカットしたときの状態のままで真っ直ぐです。
これでは石の表情として不自然なので、積んだときに石が自然に見えるように研究室メンバーがハンマーを使って角を叩きました。


この日は土曜ということで、今年卒業した西村さん、深川さんも現場に来て頂きました。
ここの設計を担当したということで進捗状況は気になっていたようですが、
休みなのに作業まで手伝っていただき本当にありがとうございます!
河川事務所の中島さん、片渕さんも手伝って頂きました。いつも作業の度に手伝っていただきありがとうございます。
Before 角が真っ直ぐの状態

After ハンマーで叩いて角を丸くし、ラインをデコボコにしました。積んだとき石が自然に見えるようにします。

積んだときの表情にも違いがあることがわかります。

僕はコアセミナーのため途中で帰りましたが、あの大量の数の石もなんとか全部終わらせたようです。
OBのお二人、本当にお疲れ様でした。
先輩方が設計したものが着々とできつつあるので、ちゃんとできるように研究室で施工管理に目を光らせておきます。

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