風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
August 25, 2011

由布院盆地サインプロジェクト【湯布院/西村】

由布院盆地には統一案内標識や案内看板が所々に設置されていますが、古くなって文字が読めなくなっていたり、下の写真のようにあまりに多くの情報が記載されているため逆に見にくくなっていたりと、十分な誘導・案内効果を発揮できていないという問題があります。

また、盆地内に目印になるようなものも少ないため、外から訪れる人が道に迷いやすいだけではなく、由布院内の人も道案内がしにくいという状況もあります。
そこで、観光協会、旅館組会を中心に、誘導サインや案内看板、観光マップの改善に向けてプロジェクトが立ち上がりました。
今回は、阿蘇のサインガイドラインを参考事例に勉強会を行い、由布院のサインの現状の把握、新たなサインシステムについての議論を行いました。

意見交換の中では
・設置場所によってサインに求められる役割が違うので、既存の統一案内標識も場所によっては利用できる
・由布院の場合、訪れる人のニーズが様々なので、その点の考慮が難しい
・目的地までの誘導とあわせて駐車場への誘導も重要
などの意見が出され、ゾーンやエリアに分けた誘導方法についての提案も行われました。

今後は、阿蘇の事例を参考に、サインの設置場所に合わせた段階的な誘導サインシステムについて、以下の点をポイントに更に検討を進めていきます。
・自動車系と歩行者系に分けて考える
・エリア分けと、拠点となる施設選びが必要
・どういうルートで、どこに連れて行くかの戦略づくりが必要

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