風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
August 27, 2010

第16回風景デザインサロンのお知らせ【渡邉/行事】

樋口が幹事長、高尾が事務局長をしている「風景デザイン研究会」で、哲学者の内山節氏をお招きして、シンポジウムを開催しますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。
【風景デザイン研究会】第16回風景デザインサロンのご案内
講師:内山節氏(哲学者)/テーマ:「共同体と向き合う」
風景は、その地域の暮らしを映し出しているものです。私たち景観に関わる専門家や技術者は、地域に暮らす人々の声を聞き、地域の暮らしを深く観察し、風景と暮らしの深い関わりを理解しなければなりません。そのとき、九州における風景と暮らしの様々な関わりを理解する上で鍵となるのが「地域共同体」という存在ではないかと考えます。「地域共同体」は同じ環境でともに生きてきた中で共有された精神文化をもつ小さな社会と捉えることができます。その共有された精神文化は、環境への関わり方における「作法」としてその地域において継承されていくものです。
この地域共同体がもつ環境に対する「作法」が、その地域の風景としてあらわれているのです。
こうした共同体を軸にした風景形成メカニズムに対する理解は、環境と人間との共作である「文化的景観」の維持・保全を考える上でも欠かせないものとなります。そして、それは農山漁村集落のみではなく都市や郊外住宅地も対象とした広義の文化的景観に適用可能なものなのです。
本サロンでは、地域共同体について深い示唆を含む『共同体の基礎理論』(農文協)の著者である哲学者の内山節氏をお招きし、「共同体と風景」について考えたいと思います。自治体職員や建設技術者、若い世代の方々など、これからの九州の風景デザインの未来を担っていく皆さんとともに「地域共同体」に対する理解を深め、「地域共同体と向き合いながら風景づくりをどう実践していけばよいのか」について議論をおこないたいと思います。一人でも多くの皆様のご参加をお待ちしておりす。
◇講師:内山節氏(哲学者)
◇開催日時:9月22日(水)15:00~18:00
◇会場:九州大学USIサテライト・ルネット
(福岡市南区大橋1丁目3番27号/西鉄大牟田線大橋駅徒歩1分)
◇定員:50名程度
◇主催:風景デザイン研究会
◇参加費:会員1,000円 非会員2,000円
◇申し込み・問い合わせ:渡邉加奈(九州大学大学院)
 e-mail:kana@doc.kyushu-u.ac.jp TEL:092-802-3392 FAX:092-802-3391
◇詳細プログラム:                 
14:30      受付開始
15:00~15:05 主旨説明 / 渡邉加奈氏(九州大学大学院)
15:05~15:45 基調講演 / 内山節氏(哲学者)「地域共同体とは」             
15:45~16:00 問題提起 / 高尾忠志氏(九州大学大学院特任助教)
             「風景づくりにおいて共同体とどう向き合うのか」
16:00~16:10 休憩
16:10~18:00 ディスカッション「共同体から地域の風景を考える」
         パネリスト / 内山節氏(前掲)
               徳永哲氏((株)エスティ環境設計研究所所長)
               田北雅裕氏(九州大学大学院専任講師)
               高尾忠志氏(前掲)
        司会 / 渡邉加奈氏(前掲)
※なお、サロン終了後、内山先生を囲んで懇親会を行ないます。
◇参加方法:下記申し込みフォームにご記入の上、9月10日(金)までに渡邉までお申し込みください。
◇参加申し込みフォーム:
 第16回風景デザインサロンに参加します。
 氏名  :
 年齢  :
 所属  :
 連絡先 :
 懇親会 :有・無

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