風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
January 13, 2010

トロッコ列車製作に向けて【唐津/牛房】

1月13日(水)、朝から雪が降りとても寒い日でしたが、
唐津東港公園の軌道敷で用いるトロッコ列車の制作に向けて
公園近くの大島保育園に行ってきました。
今回整備を行う唐津東港公園は唐津の西、大島のたもとにあり
昔は石炭の積み出し港として栄えていた場所です。
当時は石炭を載せた軌道が走っていましたが、
今回、遊歩道という形で整備を行います。
この公園の整備においては植樹祭を行うなど
市民の力で少しづつ作ってきています。
軌道敷で用いるレールや枕木は私が卒論の舞台にした高千穂鉄道で使われていたものを、
敷石は熊本の路面電車で使われていたものを用いるなど
多くの方のご協力によりこの春に完成いたします。
そこで子供たちに楽しく遊んでもらうために
トロッコ列車の製作を企画しています。
しかし、子供たちの安全を第一に考えていて
安全性・信頼性の高いトロッコ台車を用いるので
製作にある程度の資金が発生してしまいます。
そこで、昨年末の懇話会における企画説明と募金のお願いとともに、
実際に遊んでもらう近くの大島保育園の方に企画の説明と
父兄の皆さんに向けた募金などのご協力のお願いをいたしました。
また、トロッコの設計を行うために
実際に保育園で使われている子供たちが乗る台車や椅子、遊具などを
見せていただきました。


子供たちが安全に乗れるようにちょうどいい高さの手すりや
けがをしないような角の面取り、クギの処理、
持ち運びを考えた取っ手など勉強になることが数多くありました。
各所の寸法などを検討する上で子供たちが安全に乗れるように
これからまたご協力をいただきたいと思っています。
トロッコ列車製作の過程をまたお伝えしたいと思います。

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