風景と地域づくりの
出会いと発見DIARY
景観研究室は、プロジェクトや研究を通じて、九州各地の風景・地域づくりに取り組んでいます。地域の人達と未来を語り合う、デザインについて現場で喧々諤々議論する、素敵な風景や食文化を見つける、地域の人達との長いお付き合いが始まる…風景・地域づくりの中で、たくさんの出会いや発見、感動が生まれる毎日。そんな景観研究室の日常をお伝えしていきます。
August 10, 2009

2009 Laser Radial World Championships

レーザーラジアルの大会が始まっているのになかなか大会の様子があがっていないという
コアな要望に応えるべく大会の様子を素人ながらざっくり報告します.

まずはレース海域までいくところから始まります.
10時30分ごろ選手はおのおの準備を整え,ハーバーを出発.
ハーバーからおよそ6km先のレース海域までは自力で行きます.観覧艇もそれを追うように出発.

コースの見取り図です.唐津の場合,風の向きがほぼ北になることがほとんどです.
見取り図上では台形のコース線形になっていますが,
ヨットは風に向かって進路をとるときジグザグに進むため,こんなにきれいには進みません.
ちなみにオリンピックでは三角形のコースらしく,今回は運営面を考慮してこういう線形になっているらしいです.
コースは2パターンあり,Uターンする箇所が違います.
複数にわかれたグループのうちまず白のコースのグループがスタートし,しばらく時間をおいて赤のコースのグループがスタート.
これを1日2回行います.選手は1週目が終わったところで船の上で昼食をとっています.
ちなみに,ブイの位置は当日天気(特に風向)を考慮して決定するので,レース中に位置を定める箇所もあります.
したがって,コースの全長も日によって異なります.
我々がボランティアを勤める観覧艇(spectator’s boat)は
スタートライン付近,選手がUターンする箇所,最終のブイの3ヶ所付近をうろうろとして観戦します.

レース前,スタートライン付近に集合した選手たちはコーチと打ち合わせをしたり,のんびりしたりと,
レースにむけてスイッチを入れていきます.
スタートまで時間がある選手の中には観客のためにサービスをしてくれる人もいました.ありがとうございます.

観覧艇にで応援している親に気づいて近づいてくる選手もいました.

奥に見えているのが別の観覧艇.観覧艇に乗っていると選手をものすごく近くで眺めることができます.

選手がスタートラインに並んでいる様子.このポジション争いが大事らしい.フラッグとブザーの合図でスタートをします.

レース中はこんな感じで船から身を乗り出して船の姿勢を保ち船を進めていきます.
スピードは速いときで10knot(1knot=1.852km/h)程度ですが,体感速度はもっと速く感じます.

Uターンしている様子です.ブイぎりぎりを狙ってきれいにターンを決めていきます.
風や波のうねりが強い日は体格のいいシニアの男子でもここで転覆する選手が目立っていました.
2つのブイの間から右舷側,左舷側のどちらかにターンすればいいので,
おのおの今後の風のもらい方を考慮してコース選択をしていきます.

波が高い日は,写真をとっても波で選手が隠れてしまいます.(たしかこの日は波浪注意報がでてたそうな)
ちなみにそんな日は当然観覧艇の揺れや水しぶきも半端なく,一般の観客の方に船酔いが相次いで発生.

そんな中選手の保護者はたくましく,我が子の勇姿を写真におさめています.

最終のブイを回ったところ.ゴールラインまでジグザグに進んでいきます.
こんな感じでレースが終わり,16時ごろ再び風にのってハーバーまでぴやーっと戻ってきます.
この2週間で10回近く海に浮かび,
おかげさまですれ違う人,久しぶりに会う人みんなからこんがり日焼けした肌を気にかけてもらえる一方で,
本当に卒業できるのかと懸念する声も最近耳にするようになりました.
がんばります….

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